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『おはよ！』
｢おぅ。おはよ。｣
この前の席替えで、里美の隣の席になった。
俺が椅子に座ると、
『はいコレ。』
USBメモリを渡された。
｢お！ありがと！ＰＣに挿せば見れるって事？｣
『うん。お父さんがいなくて、DVDにするやり方分かんなかった〜。でも早く見たいかな？と思って。』
｢うん、帰ったらすぐ見るわ。あ、学校のＰＣルーム開けてもらおうかな…。｣
『ふ、ふ、ふ、早く見たかろうと思って！
テッテレー！』
里美が変な効果音をつけて、iPadを出した。
｢マジか！すぐ見れんの？｣
『仕方ないなぁ〜見せてあげましょう！』
｢結局音はどうした？｣
『まぁ、そんな変な事は言ってなかったから、時々私の大声が急に入るだけ(笑)、音小さくしとけば、問題ないかな？と。』
｢そゆことね。｣
『はいどうぞ。』
iPadで動画画面にしてから、渡してくれた。
｢借りてて良い？｣
『もちろん』
授業以外の時間、ほとんど、動画を見てた。移動教室の時も、iPad見ながら廊下あるいて壁に激突しそうになるのを、里美が『危な！』って俺の制服を引っ張って軌道修正してくれたり。
昼休みもダッシュで学食から戻ってきて、iPad。
お弁当を食べ終わった里美がiPadを覗き込んでくる。
『どこまで進んだ？』
｢ちょっとずつしか見れないから、まだ1セット目も終わらない｣
里美は隣に椅子を持ってきて、一緒にiPadを見てる。里美のいい匂いがしてドキっとしたけど、悟られないように、画面に集中する。
『この辺からだよね』
｢ん。｣
俺のアタックが捕まり出す。
3枚ブロックついたとしても、隙がなったか、フェイントやプッシュは使えなかったか、自分が他に何が出来たのか、、、。画面に映る俺は、止められて焦って、馬鹿正直に真っ向勝負して撃沈してる。冷静になれば、打開策は色々と思いつく。
『あー、ホントにマサにしかブロックまともについてない。』
｢え？｣
『このセットの後ね、関田が深津先輩に言ってたの。』
｢なんて？｣
『柳田先輩以外はブロックがら空きだって。』
｢え。マジか。｣
動画を少し戻して、もう1回見てみる。
ホントだ。俺を警戒するあまり、他の人にトスが上がると、間に合ってない。諦めてることすらある。
｢気づかなかったー｣
『私も〜、マサしか見てなかったからさ〜。関田は視野が広いね〜』
ん？今、俺しか見てなかったって言った？
やば、ニヤける、、、。
｢そうだな、、、。｣
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Meets(プロフ) - みかさん» わ〜！ありがとうございます！嬉しいです♪頑張ります！！ (2019年12月14日 23時) (
レス) id: 8183e20615 (このIDを非表示/違反報告)
みか - めっちゃ好きです (2019年12月14日 22時) (レス) id: 0541ecb78d (このIDを非表示/違反報告)
Meets(プロフ) - yumi06300658さん» ありがとうございます！だんだんストックが無くなってきたので焦ってますが、がんばって更新します！ (2019年12月2日 8時) (レス) id: 8cd8e59c32 (このIDを非表示/違反報告)
yumi06300658(プロフ) - こんにちは、素敵なお話で続きを楽しみにしてます。 (2019年12月2日 8時) (レス) id: 127c71edcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Meets | 作成日時：2019年11月27日 23時
