最小年齢卒業生最強料理人!!弐!【食戟のソーマ】【四宮小次郎】

四十三食目 ページ20

というわけでこじろーの実家に来ました。


貴方｢き、きんちょーする…。｣


四宮｢んな固くなるこたぁねぇ。普通でいいんだよ｣



頭をワシワシと撫でられる。



貴方｢むぅ…｣



ガラガラと扉を開けるこじろー。



四宮｢…。｣



部屋の奥の方からどんどんと足音が近づいてくる。



四宮母｢まぁたあんた！いきなりなんの連絡もなしに帰ってきとう！｣


四宮｢仕方なかばい。店忙しいけん。｣


四宮母｢んな事言ったって連絡の1つくらいしてくれたっていかばい！｣



お、おぉ…？これな日本語なのか？？ソウなのか？？



四宮母｢！！｣



目が合って抱きついてくるこじろーのお母さん。



四宮母｢こんな可愛子ば初めて見たけん！あんた結婚でもすると？？｣


四宮｢そのつもりで来たい。｣



すんごい目がキラキラしてるぞ…こじろーのまみー。



四宮母｢さぁさ！上がって上がって！！｣


貴方｢あ、アアアこれ手土産デス！！｣


四宮母｢あっらー！こんな高いお酒ば買ってきよる。ありがとうね。｣




ニコッと笑うこじろーのお母さんは天使かって言うくらい輝いて見える。

こじろーと大違い。




四宮｢顔に出てんぞ。｣


貴方｢おっと。｣



リビングに入り座布団の上に座る。




貴方｢ざ、座布団…正座キツイ…。｣


四宮｢まぁゆっくり寛げ。｣


貴方｢キンチョーしてそれどころじゃないっ！！｣



はははと笑うコジロー。



四宮母｢そんで、なしていきなり帰ってきたと？｣


四宮｢いやぁ、顔を見たくなってな。結婚の報告も先にしておこうと思ってな。式をいつあげるか決めてねーけど、親父の事もあるからな。｣



うんうんと頷くお母さん。




四宮母｢名前聞いてもよか？｣


貴方｢あ！AAです！ご挨拶遅くなってしまって申し訳ないです。｣


四宮母｢いえいえ、四宮小次郎の母です。Aちゃん。｣


貴方｢はっはい！｣


四宮母｢なして、こじろーを選んだと？｣


貴方｢どうしてですか？｣


四宮母｢この子、乱暴だし喧嘩っ早くて短気ですぐ怒るけんね。昔なんかいくつの家に頭を下げたか…。｣


四宮｢おい。｣


四宮母｢でも、根は優しい子じゃけん。｣


貴方｢はい。知ってます。ちゃんと大事にしてくれるのも。｣


四宮母｢うんうん。…こじろーの事、よろしくお願い致します。｣


泣きながら頭を下げるお母さんの手を取り、頭を下げる。



貴方｢…こちらこそ、よろしくお願いします。｣

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