組み分け2 ページ13
「あっ!ハリー!アリアだよっ!」
ロンの声が聞こえたのでそちらを向くと案の定ロンがいた。
私も急いで駆け付けた。
「よかった!組み分けの前に二人にあえて。本当にいっしょの寮になりたいね(ニコッ」
「「///そ、そうだね」」
― まだ今日会ったばかりなのに、ハリーとロンとハーマイオニーには必然的な出会いを感じていた。私は当初の目的を忘れてはいけないけれどこの3人とはうまくやっていきたいと思った。
わたしは魔法貴族だからというのもあってあまり周りに友達がいなかった。屋敷は森の中だし学校にも行かなかった。家庭教師のトルテが魔法についてもう教えてくれていたのだから。でも私は友達がほしかった。気兼ねなく話せてなんでも打ち明けることのできる友達が。それはお父様にもトルテにも解決できる心の問題じゃないから。
ああ、せめてお母様とお兄様が生きていたら。こんな思いはせずに済んだだろうし私ももう少し平凡に暮らせたかもしれない。
だめだめ。憂鬱なことは考えちゃダメよアリア。私は自分にそう言い聞かせた。
「列車にハリー・ポッターが乗ってるって聞いたけど本当だったんだね。」
不意に声がしたのでそちらを向くとブロンドヘアの男の子が偉そうに立っていた。
一瞬で回りがしんと静まり返った。
「やぁ、ポッター僕はドラコ・マルフォイだ。」
するとその名前がおかしかったのかロンが吹き出してしまった。
「!!何がおかしい!?…そのちぢれた赤髪、薄ら汚れたセーター。おまえウィーズリーの子だな。」
「そ、それがなんだよ?」
「フンッ」
「ちょっとあなた、それはロンに失礼よ!」
あまりもの侮辱に、私はいてもたってもいられなくなってしまった。
みんなの視線が集まるのが分かった。本当にこういうのは嫌いだけど、いまのは聞き捨てならなかった。
一瞬マルフォイと目が合う。
「おまえは… アンテノーラ家の子だな」
「そ、そうだけど…。」
マルフォイのその一言で回りがものすごくざわついたのが分かった。
アンテノーラの子だって。あの魔法貴族の?じゃああるのかあの傷が?ハリーの時と同じように一転に注目が集まったのだ。
マルフォイは何も口を開かずにこちらをじっと見ていた。
この空気がやりにくくてしょうがなくて私はとっさに言ってしまった。
「ロンに謝りなさいよ!」
つい強い口調で言ってしまった。
本当はもっと穏便に済ませようと思っていたのに…
こちらがそんな言い方すれば向こうだって…。
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ふたりぼし。(プロフ) - 千華さん» ありがとうございます!更新できてなくてすみません…。また近々更新する予定です。これからもよろしくお願いします(><) (2013年8月27日 22時) (レス) id: 1b3452da1d (このIDを非表示/違反報告)
千華(プロフ) - 応援してます♪面白かったです♪ (2013年8月23日 22時) (レス) id: 70eff55ff6 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - そうなんですか。応援してます^^ (2013年4月15日 10時) (レス) id: 97ac66d39f (このIDを非表示/違反報告)
ふたりぼし。(プロフ) - うーん、ドラコですね。 私がドラコが好きなので。 (2013年4月14日 22時) (レス) id: 0f448d8be5 (このIDを非表示/違反報告)
マコト(プロフ) - 更新頑張ってください!ちなみに、オチは誰ですか? (2013年4月14日 18時) (レス) id: 97ac66d39f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふたりぼし。 | 作者ホームページ:http://20000401-0088.jimdo.com/
作成日時:2013年4月14日 18時