ひたすら ページ7
あれから元来た道を戻ったり色々迷ったりしました…
「……路地裏……私路地裏苦手なのですが…」
多少憂鬱になりながらも私は走ります
「……！近い！妖力の原因は間違えなくこの先……！
『目を斬り伏せる』！」
私は目を赤く染め、日本刀・時雨丸を手に取ります
「何ですかねこれは……何かのアジトっぽい」
107？
「まぁいいです…！突入します！」
私は扉に体当たりしました
ﾊﾞｷｨｯと音を立てて扉が壊れました
ちゃ、ちゃんと弁償しますよ！
「全員大人しく手をあげてください！」
「ふえぇ…！？何？！」
「え、えぇ!?何だお前!?」
「大人しく……と、言いましたよね？」
時雨丸の切っ先をこのアジトのような建物にいた人物に向けました
「ひぃっ……！？」
小さい男の子が小さく悲鳴をあげました
「ここから強い妖力を感じます
貴方達、何者ですか？」
すると、後ろから声が聞こえました
「ちょっ、えぇ!?な、何で扉壊れてんの？」
「皆は無事なのか!?」
「み、見えないです！」
あれ、さっきぶつかった人…！
「キサラギ達！そこの女を捕まえろ！」
はっ！しまった！背後を取られました……
でも、生身の人間相手なら平気です！
「団長さん…！？は、はい！
って、この人目が赤い！？」
「ということは、こいつ……」
「能力者、ですか」
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作者名：ざっはとるて | 作成日時：2015年5月11日 17時
