やる時はやれ ページ11
「なるほど。ではこれは貴方の仕事ですね。
ならば私はここで…」
「行かせねぇよ」
さぁ我が城へとと足を踏み出すその先にはさっきのヤンキーが刀を向けている。
「女だからって舐めてたけどさっきのカリは返してもらわなきゃなぁ??」
うわわー
めんどくせ〜な〜
おーい、警察、助けて〜って言おうとしたら既に後ろでドンパチやってた
は?なんで楽しそうにしてんの??
「よくあれで真選組になれたわ…」
「あんちゃんは忙しいようだなあ?じゃあお前は俺たちの相手してもらおうか!大丈夫、酷くしねぇから、えらく気持ちいいぜぇ???」
ぎゃははははっと汚らしい笑い声が聞こえる。
真昼間に女性に猥語を浴びせるなんて言語道断。
「やかましいんだよ。その口、二度と開かねぇようにしてやろうか」
やっぱり1発じゃなくて3発な。
「…やっぱあんた、城で働くのはもったいねぇでさぁ」
地面で伸びてる野郎共の頭を蹴っていると、そんな声がした。
「余計なお世話ですよ。というかこっちは私の仕事じゃないんで報酬いただけませんかね」
「一般市民の快いご協力、誠に感謝しまさぁ。」
「おい」
「さーてと、土方さんに連絡しなくちゃあ…」
と言いながら“元”駄菓子屋を漁り出す栗色頭。
あーくそ、呼び止めようと思っても名前覚えてねぇ…
もういいや。松平に言ってシめてもらおう。
まぁこれでやっと帰れる…
「待ちな」
「ん?」
「ほれ、」
何か投げられたと思ったら、それは酢昆布だった。
「…あったんかい」
「ぐはぁっ!!」
さっきの店員を蹴る。
嘘つきやがって、この!この!!
「ありがとうございます。では姫が待っているので、これで」
「じゃーな、猫かぶり」
「一応歳上なんだけど」
なんだこいつ、さっきから馬鹿にすることばっかり。
へらりと馬鹿にした笑みを浮かべて手を振ってくる。
「今度お相手お願いしまさぁ」
「デリヘルに頼みな、ワンコロめ」
「口悪っ」
今度こそ、踵を返して城に帰る。
全く酢昆布買うだけで飛んだ御足労だ。途中で新聞記者とすれ違った時、
『またですか沖田さん!!』
『真選組がまたやらかしたぞ!!』
なんて聞こえてきたが無視だ無視。
きっといつもの事なんだ。真選組には血気盛んな連中しかいないのかよ
「見廻り組と大違いだ。」
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睡魔 noa(プロフ) - 続き待ってますヾ(*´∀`*)ノ (2018年9月4日 20時) (レス) id: 4176890134 (このIDを非表示/違反報告)
八木楓(プロフ) - しゅき (2018年9月2日 21時) (レス) id: dbe5bf77f2 (このIDを非表示/違反報告)
神右宮月左京(プロフ) - あの、岡田以蔵ではなくて、岡田似蔵だと思います! えと、応援してます!!すっごく好きなんで!!頑張ってください!! (2018年9月2日 18時) (レス) id: 0ad6a2b0ae (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ菌@葵 - 異三郎ですよ (2018年8月28日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
gin(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き気になります!更新頑張って下さいね! (2018年8月27日 11時) (レス) id: e17fc6e5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピピミ | 作成日時:2018年8月24日 11時