あの、離婚危機です【青】

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『あれ、ちりとりが無い』


そう言いながら物置をあさっています、Aです。

今日は家の周りを掃除中。



マ「住んでるんだから掃除くらいやってね〜」



と言われ、住ませてもらっているのは事実なので何も言わずにやっています。




『〜♪♪』



折角なので鼻歌を歌いながら掃除を始める。

今日の私は上機嫌





父「一人で何をやっている」




この人が来るまでは。






『何って、掃除ですけど』


父「今、時間あるか
少し話をしよう」



『…わかった』





・




『なんで外』




お父さんがここで待ってなさいと言われ指定されたのは風が暴れている外。

今は冬だというのにこの場所を選ぶ意味が分からない。




父「待ったか？」


『寒いので早く話してください』


一刻も早くこの人の近くから遠ざかりたい。凄くそう思った。




父「まず、どうして反対を押し切ってまで結婚したというのに戻ってきた」


『私は好きな人とも結婚できないの？』


父「そうとは言っていないだろう」


『お父さんのところに戻ってきた訳じゃないので』



そう冷たく言い放って立ち上がろうとする。





父「そうやって親に反抗して生きていくのか？」


『私はお父さんの操り人形じゃない

好きなことをして、好きな人と結婚して生きていく





まあ今喧嘩してるけど』





この人と話すといつもイライラしてしまう




父「こんなの世の中に顔向けできないだろう…情けない」





その言葉で私の中の何かが切れた。




『情けなくて結構です！！！』



そう言い捨てて帰った。

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