【文スト】最年少幹部さんと養子縁組なりました【太宰治】【東方project】

養子縁組＿漆 ページ8

「すいません中原さんどこです？」







ムクリと起き上がって扉を開ける







私のポリシーは「なんかしたら恨まれる前に謝る」







だから恨まれないうちに中原さんに謝らないと






「中也なら首領のところだよ。もう良いのかい？」








心配はするんだ








軽くやらなかった中原さんを止めないで置いて








軽く恨む私。







「結構です。首領…エリスちゃんの所ですね。すぐ行きましょう」









はあ、少しでも心を開いたのが悪かったのか…







やはり闇組織








警戒心をフル稼働させる







「…そうだね。…Aちゃん、怒っているのかい？」









「怒っている、ですか？そうですねそうでしたか？そう見えました？」









勘が鋭い人だな









「どうです？太宰さん。…あ！着きました着きました。ここですよね覚えてました」









ふふん、と鼻を鳴らす









さっきのゲスい顔から明るい顔になる私の表情筋ヤバしヤバし









あっこれ私の自慢できることの一つだよ！みんなー！覚えといてねー…ハァ









「！あ、嗚呼。そこだよ。すごいね」








「私の自慢ポイントの一つに入ります」









「良いことだと思うよ。…首領。太宰です。入ります」









ニッコリ笑ってから真面目な顔になる太宰さん









「入り給え」









声暗っ闇組織怖〜い…









「失礼します」









私はお辞儀した









「やあ、元気そうで何よりだ。どうしたんだい？」









「中原さんに謝りにきました」









「だそうだよ、中原君」









そういうと出てきたのは頰に湿布を貼る中原さん









「中原さん、申し訳ないです。でも私のお陰で攻撃が止まったんで私に感謝です。あんなに小学生フルボッコした人に謝れる子は中々いません感謝して下さい」







最後の方は自分を褒めた私








でも事実なので◎







「…いや良い。俺が悪かった」







「…意外と素直ですね。頑固だと思ってました…まるでうるさい駄犬の様に」









おっと…本音が。









背後でオイ、とか聞こえるが放置









「そうだ！思い出した」







「…どうしました？首領」







「太宰君。Aちゃんを君の補佐にするよ」






「…ということは、私はポートマフィアになるんですか」






「そうだよ」









首領はニッコリと笑う









「すいません、それ、異論ありです」

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