真夏日 ページ2
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「A、それ」
「研磨くん。聞いてくださいよ！」
私が着ている黒いジャージを指差す研磨くん。
ドリンク作りから帰ってきた私は
さっきの事を報告したくて仕方がなかった
「…てゆうか。なにそのジャージの着方」
「あはっ」
翔陽のジャージも着ていたいけど
研磨くんのジャージも着てたいから
考えた結果、２つ重ねて着ている
「音駒が上なんだ」
「しょ、翔陽のは…温もりを感じたくて…」
「変態」
「もう何とでも言ってください…
今の私、超テンション高いんで」
そう言うと、研磨くんは
「ニヤニヤしすぎ」と鼻で笑った後
話は後で聞いてあげる、と言った
「さー、試合だぞー」
遠くで黒尾さんがこちらに呼びかける
それを聞いた研磨くんは怠そうにコートへ戻る
…
外気は30度を超える暑さで
体育館の中もそれなりの温度がある
名残惜しいけど私は暑さに負け、ジャージを脱ぐ
梟谷と音駒の試合はどちらもいい勝負だったけど
結局梟谷が僅差で勝った
「…ペナルティーいくぞー」
急な坂を走って駆け上がるという
シンプルなペナルティーは
この炎天下の中では地獄のようだ。
「し…死ぬ…」
研磨くんは草原に倒れ込むように寝転ぶ。
汗もすごい
「みなさん、タオルとドリンクです」
ゴクゴクと、音を立てながら
食いつくようにドリンクを飲む
「ちょっと水あびましょーよーー」
「お、いいね」
リエーフくんの提案で
次の試合まで水を浴びることになった
蛇口から出てくる冷たい水を触ると
まるで温泉に入った時のような声を出す皆。
水しぶきを作って虹を作っている人もいる
私もこの暑さには耐えられそうに無いので
少し仲間に入れてもらうことにした
「あんまり濡らすなよ？下着透けたーとか
うちのド健全男子たち興奮しちゃうから」
ニヤリと黒尾さんが私に言う
「わかってますって。
手足に少し水をかけるだけ_____うわぁ！」
ﾋﾞｼｬｯ
「あはは！Aさん！スキあり！」
犯人はリエーフくん
「こら！リエーフ！！お前！言ったそばから…」
「リエーフてめえええ」
「わーーー！すいません！」
Tシャツはびっしょりと水を含み
ペタペタと体に張り付く
冷たくて気持ちいい。
「リエーフくん、悪気あったわけじゃ無いから
大丈夫だよ」
私がそう言うと
「Aさん〜」
と可愛い子犬のような顔をした後
「下着透けてます！！！！」
と、笑顔で言い放った。
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プリン - 日向っていう名字になれるの羨ましい,,,私は菅原か日向か夜久だな名字を選ぶとしたら,,, (2021年11月21日 1時) (
レス) @page36 id: 05f19d6a87 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます！！(≧∀≦) (2020年3月16日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 自分こうゆう純粋なの好きなんです！！読んでてすごく良かったです！！ (2020年3月15日 15時) (レス) id: bb7087dd1f (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 饅頭さん» ありがとうございます…！！感動していただけたのがとても嬉しいですヽ(；▽；)ノ (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - みさん» ありがとうございます！！にやにや(*´∇｀*) (2020年3月10日 8時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2019年12月6日 11時
