【HQ】常連さん【松川一静】 (ページ19)

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松川「ここら辺で不審者ねぇ～…」

岩泉「おい、それっぽい奴居たら俺に言えよ」

花巻「いるぞ、ここに」

及川「ちょっ、やめてマッキー！！！」

「………」

何故こうなってしまったのか。

それは2時間前に遡る…

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松川「不審者？」

「うん、さっき店長に言われて…私家の方向に出たみたいで。まだ捕まってないなんだよね…」

松川さんがレジに来たタイミングで
勇気を振り絞って伝える。

松川「ほら、世の中には怖い奴いっぱいいるって
　いったじゃん」

「一静くん預言者みたいだね」

松川「まぁ、俺は選ばれし人間だからな」

花巻「何言ってんだお前」

そんな話をしてると後ろから花巻さんがシュークリームを片手にレジへと来る

松川「お前またそれかよ」

シュークリームを見て笑う一静くんにドキ、とした後
花巻さんが「で、不審者って？」と私に聞く

…

花巻「はぁ！？危なくね！？」

松川「危ねえよな。だから俺が送って帰るよ」

まだ送ってとも言ってないのに、
サラッと送るという言葉が出てくる一静くん。
イケメンすぎか。

…そう、ここまでは私の想定内でもあった。

でもここから、花巻さんの言葉で状況は変わる。

花巻「ばっかお前、一人で守れんのかよ！刃物持ってたらアウトだぞ」

「は、刃物…！？」

花巻「わかんねーけど、もしかしたら金属バットかも知れねえし！」

「金属バット…！？」

松川「想像豊かすぎね？」

花巻「こうゆう時は想像豊かにいかねーとダメだろ」

花巻「…心配だから岩泉送り込むわ」

松川「お前じゃねーのかよ」

花巻「岩泉居たら百人力だろーよ」

及川「てかみんなで送ればよくない？」

松川「どっから沸いてきた」

及川「ね、桜田さん。人数多い方が安心でしょ？」

「え、えっと…」

「皆んなが良いなら私は…」

花巻「よし、じゃあ桜田さんがバイト終わるまでラーメンでも食べに行くべ～」

及川「マッキーナイスアイデアー！」

岩泉「何の話だ？」

及川「桜田さんを不審者から守ろうって話！」

岩泉「ストーカーにでも遭ってんのか」

松川「詳しくはラーメン屋で話すから、とりあえず行くべ。Aちゃん、じゃあまた後で迎え来るから」

「あ、ありがとう…！」

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…というわけ。