来世でも愛して

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『無一郎っ…！！』

愛する人が死ぬ時って、こんな気持ちなんだ

「(名前)…最後ぐらい、笑顔でお別れしようよ…ｺﾞﾌｯ、」

ボロボロになった彼を抱き抱えて、綺麗な顔に、涙を落とした

『嫌、最後じゃないっ！こんな、こんな形でお別れなんて、嫌っ！！』

「僕ね…頑張ったんだ…だから、もう、休んでいいでしょ……？」

『無一郎っ…頑張ったよ、すごく頑張った…！』

だんだんと彼の綺麗な瞳にも涙が溜まってきて、そっと私の顔に手を添えて、こう言った

「僕は、置いていくわけでは、ないよ…(名前)より、少し先に逝くだけ。僕のことは、今は忘れてもいいから、だから…来世でまた、僕が絶対に(名前)を、見つけて見せるから…その時は、僕のこと、忘れてても、また、好きになってくれるかな？」

彼の瞳に溜まっていた涙が、大粒となってたくさん流れ出てきた

「もちろん、私は、無一郎のことを忘はしない、必ず、私を見つけてね…すぐそっちに逝くから…待ってて」

私は、彼に笑って見せた、すると、安心したかのように、

「愛してるよ…来世でも」執筆状態：連載中