【ダイヤのA】何度でも君に恋をする【成宮 鳴】

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カキィィーーン…




ギラギラと照りつける太陽の下、
メガネをかけたチビ………んん…男の子と一緒に
私は野球の応援に来ていた。


｢うわぁ！めーが打った！ホームラン！ホームランだよ！｣

御幸｢ちがう、あれはツーベースヒット。｣

｢なんだ。あ！めー！走れぇぇぇ！｣



守備の捕球体勢を見てか、
鳴はダイヤモンドを駆け抜けた。



｢すごー！めーが点入れたよ！｣

御幸｢今のは、相手がミスしたおかげだな｣

｢もー、素直に喜びなよ！｣




エースで四番の鳴。

野球に関しては、ホントに何でもできて
自分でもプロ野球選手になるって
言ってたっけ



御幸｢そういや、何で"めー"って呼び方？｣

｢んー、何でだろ｣

御幸｢ははっwwなんじゃそりゃ｣

｢わがままな鳴を少しでも、可愛くしよう！みたいな｣

御幸｢へぇー｣

｢あ！めー、来た！｣



めー！！と手を振りながら呼ぶと
彼は、泥だけのユニフォームで
こちらに駆け寄ってきた。






鳴｢ねね！見た！俺のヒット！｣

｢うん、見た！すごかった！ね？かず君｣

御幸｢んー。まーね｣

鳴｢へへっ！当たり前じゃん｣




だって、プロ野球選手になる男なんだからさ！


鳴はそう言って、Vサインをした。




ーーーーー
ーーー








ねぇ、何で……………あの時の夢は…嘘だったの？



何で、教師になってんの………鳴。







｢………あれ、……………保健室…だ｣



目を開けると、真っ白な天井と

椅子に座って眠る、鳴がいた。

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