【ダイヤのA】何度でも君に恋をする【成宮 鳴】

涙のわけを ページ25

はぁ………憂鬱………



｢Aー。起きなさい、学校よ｣

｢うぅーん…………もう少しぃ……｣



昨日のことがあったからか、
朝、布団から顔を出せない私。


まぁ……いつもなんだけど……。




｢うぅ……先生に会いたくない……｣

｢何？アンタいじめられてるの？｣

｢違う違う。お母さん、心配しなくても仲良くやってるよ……｣

｢なら良かった。はい。起きて｣



ガバッと布団をはがされ、
うっ、と声を漏らす。


仕方無い………行くか…………。




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芹沢｢はよ｣

｢おはよー…｣

芹沢｢なんか今日、やつれてね？｣

｢言わないでぇー｣




教室に入るなり、そう言う芹沢。

くそ………やっぱり
やつれてるように見えるか……。



芹沢｢あんま……無理すんなよ？｣

そっぽ向いて心配してくれる芹沢に
何故かイラッとして


｢分かってるし…｣

なんて言ってしまった。



鳴｢はーい、HR始めまーす｣



鳴が教室に入り、挨拶をする。

私はただぼんやりと、
鳴の話を聞く。


鳴｢あ、逢田さん｣

びくっ


鳴｢後で来なさい｣

｢……………はい｣


命令かよ………ww

まぁ、呼ばれるとは思ったけど。






はぁ…とため息をつけば、

芹沢から、不思議そうな顔で見られた。

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