2話 家族団欒 ページ4
辺りはすっかり暗くなってしまい、野生動物の唸り声が聞こえた。
【ガチャ】
「た…ただいま。」
私の声を聞いて、真っ先に飛び出して来たのは、母のメイリンでした。
「ミクリア〜ッ、心配したのよ?どこに行ってたの?」
「ごめんなさいー…。………。」
どこに行っていたかは言えない。言ってしまったらお母さんのことだから”もう、そんなところに行っちゃだめ。“と言われるのがオチである。
「言えないのなら、いいわ。さぁ、お父さんが待ってるわよ。ご飯をたべましょ。」
母に食事所に連れて行かれた。連れて行かれる最中に何人かの執事やメイドに挨拶をされた。いちいち声を返すのがめんどくさいのだ。
「お父さん、ミクリアが帰ったわよ。」
母が私を父の横へと連れて行った。
父はルイン(KAITO)である。父はアイスが好きで、変\態だが…とても優しくておもしろい しっかりとした人なのである。
「またー…黄緑の娘に会っていたのかい?」
「…はい」
やっぱりお父さんには分かるんだ。私がグミアに会ってたこと。
「黄緑の娘…って、あ!グミアちゃんよね。あの娘、元気にしてる?」
「うん!元気だよ」
そういえば、グミアが言っていた“革命”という言葉。
あれはー…なんだったんだろう。
「お父さん、今日はごめんなさい。」
「もう気にしなくていいよ。さぁ、ご飯を食べようか!」
「良かったわねミクリア。」
優しく微笑む母と父とは、もう二度と別れたくない。
この人たちが、私にとっての本当の家族だから。
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笹原楓 - 面白いけど、ルカの扱いひどいと思います。ルカ、かわいそうだし、だれかと、恋仲にんあたらなーって。特に、がくぽとか (2016年5月12日 20時) (レス) id: 972dfa3b83 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 南原龍児さん» (-^〇^-) (2012年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 南原龍児さん» 顔文字可愛いよ(笑) (2012年8月2日 17時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
健音モモカ(プロフ) - 今木…どうかしたの…? (2012年7月30日 23時) (携帯から) (レス) id: 824d58baa7 (このIDを非表示/違反報告)
今木 - 健音モモカさん» そうか…ならいいんだ。 (2012年7月30日 20時) (レス) id: 6acdf23370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:健音モモカ | 作成日時:2012年7月16日 19時