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55話 骸 ページ9

確かに彼は強い


炎を機動力とした彼の早さには正直付いていけない



沢田綱吉の拳がもろに入る



だが彼は一つしか変わらないといえどもまだ裏の世界を知らない子供




やられたふりをして




”僕を殺せ”



と、促す




するとほら、



ツ「オレにそんなことはできない……」



こんな演技にも騙される




骸「その甘さが命取りだ」



彼の妙な技が手の炎で起きていることはわかっている




要するに手をふさげばあの邪魔な機動力も無くなる




何故だかわからないがアルコバレーノも手を出せない



彼の体を押さえつけを容赦なく蹴る



発育途中なのか小さく軽いその体は三叉の槍へ向けて真っ直ぐ飛んでいく





空中では受身はとれない






これで、僕の勝ち

そう思った




しかし、現実は異なり


沢田綱吉は自分の手を後ろに突き出している
その手には死ぬ気の炎




骸「な!!炎を逆噴射だと!?」




驚きのあまりアルコバレーノの言葉も入って来ない



ハッと我に返り避けなくては、と思った時には奴はもう目の前にいて






骸「うあぁああ!!!!」



炎の灯った手に頭を掴まれる



骸「……あぁ………!」




骸「あ……」




オーラが浄化されていく

これでは、戦えない


僕は彼女のために何も出来ないのか



マフィアが何だ世界が何だなんて言ってたくせに、


1人の少女の笑顔を守ることすら出来ないなんて




全く情けない話だ




骸「……ごめ………な……さ……ぃ」



気を失う前に頭に思い描かれたのは


僕の守りたかった彼女の笑顔

56話→←54話 骸



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momoka5745(プロフ) - 詞葉さん» 本当ですか!!?ありがとうございます!!すっごく嬉しいです!!おかげでこれからも頑張れます♪ (2015年4月30日 17時) (レス) id: e86cec8636 (このIDを非表示/違反報告)
詞葉 - 初めまして!一気に読ましてもらいました すごくおもしろ?かったです!というより話を作るの上手すぎです!しかもうたプリと…すごく大好きです! (2015年4月30日 17時) (レス) id: c109dff9dc (このIDを非表示/違反報告)
momoka5745(プロフ) - 紅さん» 了解です!!!ありがとうございますb (2015年4月30日 6時) (レス) id: e86cec8636 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - オチはザンザスが良いです!頑張ってください (2015年4月30日 6時) (レス) id: 487441ac10 (このIDを非表示/違反報告)
momoka5745(プロフ) - 宝石姫さん» 投票ありがとうございます!初の骸で嬉しいです!!頑張りますb (2015年4月26日 16時) (レス) id: e86cec8636 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年3月24日 22時

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