【リボーン×うたプリ】僕はボスのために歌う2

91話 ページ48

春「先輩、お買い物に行きませんか？」








朝食を食べ終わった後、七海が唐突に言った




「買い物？」





春「はい！今日の朝食はパンだったのでよかったですがお茶碗は必要でしょう？」




それもそうだ
このままでは自分だけご飯が食べられない



春「だからこれから私と買いに行きませんか？」



「でも、七海を付き合わせるの悪いし」


春「私が先輩とお出かけしたいんですよ」






＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊




春「これなんかもいいですね」



「んー、こっちもなかなか…」




結局、僕が七海の気迫に負けて一緒に買い物に来た






「あ、これがいい」





手に取ったのは赤を基調としたもので可愛らしい小ぶりの茶碗だ






春「わ！可愛いですね！！」




七海の賛同も得て、この茶碗に決まった





＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



春「先輩って赤が好きなんですか？」




「うん、僕の1番好きな色だよ
全てを包み込んでくれる気がするんだ」



春「そうなんですか」


七海はそう言い微笑んでそれ以上は何も言わないでくれた









手元の茶碗を見る



赤、と言うよりももっと深い真紅


ボスの瞳の色だ




何だかボスが近くにいてくれるようで安心する









「ケーキでも食べて帰ろうか
お礼に奢るよ」




春「え、いいんですか！？
すみません、ありがとうございます！！」




そうして、七海とお茶をして事務所へ帰った

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