【リボーン×うたプリ】僕はボスのために歌う2

90話 ページ46

…





林「胸騒ぎ？」





「誰かがいなくなってしまうような、大切な何かがなくなってしまうような
そんな気がする」






僕のこう言った悪い感はよく当たる







林「………もしかして今日来た子と関係あるのかしら」







クロームのことだろう




沢田綱吉に気を付けろ、か





ト「沢田綱吉ですよね
聞いたことはない名前ですね」




一ノ瀬は前もってこの話を月宮から聞いていたようだ



林「他のみんなも知らないって言うし、芸能界の人ではないと思うの」






芸能界を隈なく探してもいなかったらしい



ということは






「マフィア関係……」






それしかない

だが名前からして明らかにジャッポネーゼだ









”沢田”






どこかで聞いた名前だ
そう、まだヴァリアーにいた頃に聞いた気がする






林「心当たりがあるの？」





「ん………思い出せない」





ト「危険ではないんですか？」







「それは大丈夫」





敵として聞いた名ではなかったはずだ
敵の名前なんていちいち覚えない









「何だったっけ…………」






興味がなくて聞き流していたのかもしれない





林「まぁ危険がないならそれでいいわ♪
でも、何かあっても1人でどうにかしようなんて思わないでね
私たちが付いてるから」







ト「微力ですがお助けしますよ」




そう言って2人とも微笑んでくれる



「ありがとう」









本当にみんな温かい

作者より→←89話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す