【リボーン×うたプリ】僕はボスのために歌う2

74話 ザンザス ページ29

8年前におこった『揺りかご』とよばれるボンゴレ史上最大の反乱事件



しかし、その反乱は失敗に終わった


それはなぜか








理由は簡単




内通者がいたのだ








その反乱に参加しなかったのはたった一人


そして、そいつは俺が凍らされたあの場にいなければ知り得ない事実を知っている


つまり、じじぃの側についてその場にいたということ


ザ「オレをじじぃに売ったのは、てめーだな」



目の前にいる人物を見据える



オッタビオ


元ヴァリアー副隊長にして現ボンゴレ幹部




カス鮫どもを上の連中から庇った張本人



そして、その条件として悠を俺たちから遠ざけたどカス








オ「あなたを止めようとして、みずからの危険もかえりみず戦場まで行った


そういう考え方だって出来るでしょう？

いや、そう考えるほうが自然だと………」



そこまで言って止まった

下手な言い訳はやめるらしい


オ「こんなつもりではなかったのですが……







終わりにしましょう」



それと同時に放たれる閃光
やっとこのどカスが尻尾を出しやがった

辺り一面が白い煙で包まれる

オ「出てきてくださいよ
あなたが、これくらいでやられるはずはないでしょう」


俺の隊服はところどころが焼け焦げ、無残な姿をさらしている


チッ
後でルッスーリアに作らせるか


煙が晴れ視界がはっきりする

やつの後ろから現れたのは巨人
何とも不恰好なやつだ
イタリアの男ならもう少し見た目に気を使え



ヴェッキオ・モスカ




軍の強襲兵器

それは、人と人とがプライドをかけて戦うマフィアの世界において、あってはならない大きすぎる力

その許されざる兵器を、ボンゴレ上層部はもちろん、ほとんどの部下にさえ秘密でオッタビオは開発していたのだ

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