君と俺を繋ぐ約束。【カゲプロ】

幸せな日々…19 ページ19

とにかく一週間は安静にして、Aは回復へと向かって行った。

相変わらずのSなのか悪戯っ子なのかわからないくらいで、笑顔が耐えなくて。
俺はため息をつきながら見ていた。

そしてAは今日、退院した。
アジトでは退院パーティの用意をしてあった。

それを知らずか分かっているのかAはニコニコしながら歩いていた。

「キド、約束…守れたね」

Aは道のど真ん中で抱きついてきた。
人がいっぱい見ていて、俺は優しくどつく。

「や、やめろっ！見られてるからっ！抱きつくなっ！」

俺は頬を染めて下を向きながらモジモジした。
Aはそんな俺に優しくキスした。

「そうだね、ごめんごめん！あまりに可愛いから…さっ」

Aは目をそらし、顔を赤らめた。
俺はレアなAの照れるところを見てニヤッとした。

「アジト帰ったら好きなだけ抱きつけっ！あと…Aも可愛いぞ」

俺はAの頭を撫でて、笑った。
Aは頬をぷぅと膨らましながら、むすっとした。

「キドにまさか…いつもの仕返しされるとかっ！男に可愛い言うなっ！」

そういうと思い出したのか、また顔が真っ赤になった。
そしてアジトの目の前に着いた。

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