検索窓
今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:15,691 hit

交渉 ページ18

.



渋「…A、どう?」



安「部屋戻って、ちょっと落ち着いたみたい」



村「そうか…ヤスありがとうな」



大「…もしかして、最近結構あんな感じで泣いてたりする?」



安「んー…そやな、夜中に急に、とか…

ほんま最近になってからやけど」



丸「やっぱりそうやんな…Aちゃん何かしんどそうやったし」



横「その…やめたいって話はしてたん?」



安「いや、それは今日初めて聞いた。やからびっくりしてる」



横「はぁ…まじか…」



錦「………嘘やろ」



丸「えっ?」



錦「…嘘。やと思うわ。」



大「え、嘘なん?」



村「エイプリルフールにしては…だいぶ遅れてるで?」



渋「いや名演技すぎるやろ」



安「亮…どういうこと…?」



錦「や、流石にAも嘘ついてるつもりは無いと思うで?

でも…やめたいって気持ちは、ほんまじゃないと思う」



横「…そう、なんかな」



大「確かに強い意志っていうよりかは、なんて言うか…

諦めたような感じに見えたかも…」



村「"やめたい" やなくて、正確には…

"このまま続けたくない" なんかもな?」



丸「…現状が、相当辛いんやろうなぁ…」



渋「何かその理由とかは?…誰か話してないん?」



村「いやぁ…」



錦「…あいつまじで言わないやないすか、そういうの、

高校の時から。…良くも悪くも一人で考えすぎやねん」



安「まぁまぁ…確かにそういうとこはあるけど」



横「ていうかもう、最近A忙しすぎんねんて」



村「就活とかな。帰って来ても色々やっとるみたいやし」



横「あんなん何もなくても普通に疲れるのに…」



安「バンドでも、思うようにいかへんのが重なってもうて…」



渋「見に来る人の中にも鬱陶しい奴とかおるしな」



大「あ!ツイッターとかもな!」



丸「他のバンドとかとも比べられたりするしなぁ…」



錦「…そら、人前で歌うんが怖いって言うよな」



「「……え?」」



錦「…え?なに」



村「いや…そんなん言うてたん?」



錦「え?あ…えっと、さっき…」



大「それ結構な理由ちゃうの?」



渋「え、言うてるやん」



錦「いや、でもそれは何ていうか…

俺が言わせたっていうか、促してようやく出た本音みたいな…」



横「本音やん」



丸「そうか…それで今日急に出られへんくなったんかな…!?」



安「…それでもう、"やめたい" ってなってもうたんかなぁ…?」



.

・2→←・4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
488人がお気に入り
設定タグ:関ジャニ∞
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒葡萄 | 作成日時:2022年5月5日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。