【完了】28話なんじゃね？ ページ29
貴方side
まさか本当にサボれると思わなかった。
いいのか、先生よ。お言葉に甘えてサボらせてもらうぞ。
内心ニヤリと笑いつつ保健室のドアに手をかけた。
「うげ、開かない…」
これはもう本格的にサボるしかねえな…とさらに口角をあげる。
胸を踊らせつつ向かったのは屋上。
開かないよう施錠してあるのが普通であるが、大抵屋上のドアは古い。
つまりちょーっと捻ってぶち壊せばいい。
脚力的にいける気しかしない。
そして案の定いけた。というかあいていた。
先客がいるのかと悟って恐る恐るドアを開けた。
キィ、と嫌な音がする。
「誰か〜…？」
「霧野先輩ですか」
ヒィ？！と情けない声が出た。
目の前には背の高い男の子が立っている。
変形した学ランを着ており、若干俺はビビっている。
それに違う。俺は霧野違う。
「アッ、池沢です…」
「あぁ、池沢先輩ですか」
言葉遣いは丁寧だし、クールだけど優しそうな雰囲気のある男の子だ。
学ランは変だけど。
意外と優等生タイプかもしれない。
…いや待て、ちょっと待て。
今は授業中だ。だからコイツは。
「サボリン……」
「サボリンってなんですか……」
「あっ、いや、ごめん。名前聞いてもいいか。」
「一年の剣城京介、です。昨日サッカー部であったと思うんですけど。」
「スミマセン…オボエテマセン…」
その様子じゃそうですよね。と剣城京介は少しだけ笑った。
うおおお、眩しい…イケメンの笑顔は眩しいやめてくれ。
心の中でｸﾞｵｵｵｵｵと叫びながらもう一度スミマセンと謝る。
もはや心の中と顔と言動すべてがカオスだ。
「剣城くんはさ」
「京介でいいです」
「…京介、はさ、サッカー部なんでしょ。ポジションとかは」
「フォワードですけど」
俺と一緒！！！！！！思わず叫んだ。
もう気が合う気しかしない。
もう仲良くなれる気しかしない。
前のめりになりながら興奮している俺に若干引きつつ京介は「一緒にお昼でもどうですか」と一歩下がった。
なんで誘ってくれてるのに俺からそっと離れてんだよ。ツラいわ。
「そろそろ鐘が鳴るので。迎えに行きますね。」
「あ、ありがとう」
美少年って何言っても得だな、と思う。
これがブスなら余裕で断ってるわ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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きんぐ(プロフ) - 南川マサ丸舞さん» はい！わかりました！わざわざコメありがとうございます(ﾉД`) (2013年5月6日 21時) (
レス) id: 3d8198513a (このIDを非表示/違反報告)
きんぐ(プロフ) - 続編の小説が消えました。すいませんです。また、新しい小説を考えております。その小説もよろしくお願いします。 (2013年4月9日 20時) (レス) id: 3d8198513a (このIDを非表示/違反報告)
猫村友衣歌(プロフ) - 幸福安心委員会好きです！ サボりん もウケましたｗ (2013年4月3日 20時) (レス) id: 6c9766218e (このIDを非表示/違反報告)
いるるん(プロフ) - ↓だっだっだっだっだっだっだっだっだだだ、大丈夫かぁああああああああ!! (2013年4月3日 20時) (レス) id: 4be41aa348 (このIDを非表示/違反報告)
いちゅ - ナ・ナンジャコリャー！↓↓ (2013年4月3日 20時) (レス) id: 8b3ba270dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きんぐ | 作成日時：2013年3月22日 17時
