Mission_46 ページ46
神「今日はありがとう」
「...うん、こちらこそ」
日が暮れ建物がライトアップされた頃
公園近くの道を2人でのんびり歩く
神「夕飯...ほんとに良かったの？」
「ふふ、いいのっ」
神「...そっか笑
ちょっと座ろうか、疲れたでしょ」
人目につかなそうなベンチに腰を下ろす
心地良い風に身を任せていると、肩を抱かれた
神「......あのさ、A」
「...ん？」
神「...好きだよ」
横を見ると、真剣な瞳で私を見つめていて
再び手を握るとグッと距離を近づけてくる
神「...やっぱり、僕じゃダメかな？」
「...気持ちは嬉しいの。でも...」
神「それとも別に好きな人いるの？
......例えば、孝宏とか」
「えっ...！？」
突然出てきた名前に思わず大きな声を上げてしまう
その瞬間、浩史の眉間に皴が寄る
神「...孝宏が、好きなんだ」
「あ、えっと違くて...」
神「...っんで」
「あの...ひろｓっんぅ！？」
唇を噛み締め俯く浩史の顔を覗き込もうとした瞬間
強く引っ張られ、そのまま重なる＿＿＿
「んん......っ、んー...！」
必死に引き剥がそうとするも離してもらえず
口内を支配され自然と力が抜けていく
「は...！っ、は...」
何とか離れ、グイッと唇を拭う
浩史は申し訳なさそうに眉を下げた
神「......ごめん、我慢できなかった
ほんとに好きなんだ」
この場をどう凌ぐか必死に考える
...浩史には吹き込んでおいた方がいいかもしれない
＿＿＿＿＿“櫻井孝宏が好き”だと
「...浩史の言うとおり、櫻井さんのことが好きなの
だから気持ちには応えられない」
ほんとはどう思ってるかなんて自分でもわからない
好き？...そんなの、この仕事をしてから忘れた感情
だけど、口だけならいくらでも言える
だって今までそうやって男を騙してきたんだから
神「っ...そっか、わかった
でもこの気持ちは嘘じゃないから」
「...うん、ありがとう」
神「...帰ろっか。家まで送るよ」
明らかに声のトーンが落ちているけれど
ニッコリ笑みを浮かべ、ベンチから立ち上がる
「ううん、ここで大丈夫
ちょっと寄りたいところあるし...ありがとうね」
神「あ、そう...なんだ
じゃぁ...気を付けて帰ってね」
「...また友達としてよろしくね？」
神「...！もちろん笑」
一瞬傷ついた顔をする浩史に対し、何故か心が痛む
私は誤魔化すように、笑顔を浮かべ歩き始めた
神「......大好きだったよ、ほんとに」
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?焼印(プロフ) - 櫻井さんの声脳内再生しながら見たら最高でした… (2022年2月7日 5時) (
レス) @page49 id: 190ff75bfd (このIDを非表示/違反報告)
momoiro(プロフ) - 楪さん» 遅更新でほんとに申し訳ないです！！応援ありがとうございますm(_ _)m年末はたくさん更新できるよう頑張りますね^ ^ (2021年12月25日 12時) (レス) id: 53c2dd7b20 (このIDを非表示/違反報告)
楪 - 何度も催促するようにコメントしまってすみません・・いつもこの小説のおかげで仕事を頑張れてるので出来たら更新お願いします、！密かに応援してます・・！ (2021年12月22日 22時) (レス) id: dc664a3ce7 (このIDを非表示/違反報告)
momoiro(プロフ) - 楪さん» 中々更新できずすみませんm(__)mもう少し頻度上げられるよう頑張りますね！！ (2021年11月21日 12時) (レス) id: 12cbc774e4 (このIDを非表示/違反報告)
楪 - 更新ずっと待ってます(´;ω;｀) (2021年11月20日 22時) (レス) id: dc664a3ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：momoiro
| 作成日時：2021年5月1日 14時
