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「(あの子って…普通科で一番の美女だって言われてる、真希ちゃん…
しかも、みかちゃんが、好きだって言ってた子じゃない…！？)」
朝よりも心臓がばくばくと鳴りやまない。頭がキーンと痛くなった。何もないのに涙が出そうになる。
体調がサイコーに不良なのに、私はやめず、そのまま見ていた。
「あのっ…みか、さん…私の、本命チョコ…受け取ってくださいっ！」
ぐいっ、と大き目のチョコレートを彼に差し出す。
「………悪いけど、それは出来へんなぁ」
「…えっ？……でっ、でも、わたしのこと、好きだ、って…」
「うん。好きやで？」
「じゃっ、じゃあ、どうして…？」
「…あんなぁ、真希ちゃんは好きやで。けど、「LIKE」の方やから。」
「…は？」
「友達になりたいって意味の好きや。…おれには、「LOVE」の方の人が、おるからなぁ。…ごめんなぁ、折角、用意してくれたんに…」
「…っ！…………もう、いいっ！」
真希ちゃんは、チョコを抱きしめて、泣きながら帰った。
「(あれ…？)」
何だか妙に安心していて、頭痛も収まり、涙もぴたりと止まった。
彼がこっちに歩いてきているのに、逃げることも頭の中になく、一瞬、思考停止していた。
「あ」
「あ」
「…いまの、聞いとったん？…恥ずかしいなぁ」
「あ、う、えっと…こ、これ！渡しに来ただけ！じゃあね！」
逃げるように帰る。
「待って！」
ぐい、と肩を掴まれる。振り返ると、体を正面に向かされて、ぎゅっと抱きしめられた。
「…おれのLOVEって、Aちゃんやで？」
「！……………っ…」
嬉しさのあまり、涙がこぼれた。
「そ、そんなに嫌だったん！？ごめんな、今後関わらんようにする！」
「嬉しいの！」
ぱっと体を離す彼の手を、ぎゅっと握る。
「…みかくんじゃなきゃ、だめなの」
ぽろぽろと、喜びの雫が流れてく。
みかくんは何も言わずに、私をきゅっと抱きしめて、頭を優しく撫でてくれた。
「…すきやで、Aちゃん」
「…私の方がすきだよ」
両片思いは甘い涙のあじ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
如何でしたでしょうか？
お気に召されたならば光栄です。
またのリクエストをお待ちしております。
5./みずあそびは魔法*自作→←4./勇気と恋の隠し味*maple様リク
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いず - ☆メロディ☆＠焼き氷。さん» そうです！文章力なくてすいません…書いていただけたら嬉しいです！！ お願いします！ (2017年8月17日 22時) (
レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - いずさん» ２度目のリクエスト、大変嬉しく思います！承りますが、翠(泉)というのは、翠と泉どっちも、ということでしょうか？ (2017年8月15日 22時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
いず - 再びリク失礼します！！ほぼ同じなんですけど、泉のデレデレと翠（泉）の幼馴染からの告白…的なのお願いします！！ (2017年8月15日 21時) (レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - はい！なんでも良いですよ！！ 書いてくださるだけで嬉しいです！！ (2017年8月13日 11時) (レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - 卯月さん» 千秋ですね！中身はなんでもよろしいんでしょうか？ (2017年8月13日 0時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆メロディ☆
作成日時：2016年12月17日 12時
