2./飴は恋の味*自作 ページ4
「ふわぁぁ………んん、おはようさん…」
私がいつものように、手芸部で手芸をしていると、欠伸をしながら彼がやってきた。
「おはよう、みかちゃん」
「ん！A姉ぇ、おはよーさん！」
彼は再び挨拶をすると、ニコリと微笑んだ。
「ふふ、ゆきりすちゃんも元気そうやなぁ。」
ゆきりす、というのは、私が作った大好きな人形のこと。名前通り、リスで、頭の上、尻尾の上に雪が積もっている。
「ゆきりすは、毎日元気だからね〜。みかちゃんが居れば。」
私はニコリと微笑んだ。
「！…またまたぁ、恥ずかしいこと言わんとって！」
と、頬を赤く染めて笑った。
「…ところで、お師さん、居ないん？」
みかちゃんは、手芸部の中をぐるぐると見回した。
「うん。今日は朝が忙しいから遅くなるって言ってたよ」
「そうかぁ……でも、マド姉ぇ置いてってるなぁ…」
「授業中は出せないんじゃない？さすがに…」
「…でも、ライブにもおるやんけ、マド姉ぇ。だから、マド姉ぇが居たら危険なことしてるのかもしれへん…！あああ、どないしよ、急に心配になってきた、えっと、えっと…」
「落ち着いて、みかちゃん。飴ちゃん食べて！」
「あ、ああ、うん」
みかちゃんはポケットから水玉模様の包み紙に包まった飴を、口の中に入れた。
「んっ…！……きゅ〜ってする…」
どうやら酸っぱい味だったみたい。
「あはは。落ち着けた？」
「う、うん……あれ？A姉ぇ、人形さん、作ってはるの？」
「あ、うん。みかちゃんと宗の人形でも、作ろうかなって思ってさ」
みかちゃんと話しながら、手元を見てチクチクと縫っていく。
「…ほっか、A姉ぇも、プロデューサーとして、ちゃんとおれ…いや、おれ達のこと、信用してくれとるんやね」
みかちゃんが、反対の椅子に座って、私の裁縫を見ながら言う。
「…何言ってるの、みかちゃん？私はね、みかちゃんがこの学院を卒業するまで…いや、Valkyrieが無くなっちゃう時まで、ずっと傍で、見守ってるんだよ？」
「A姉ぇ………もう、A姉ぇ大好きやわぁ？」
ふにゃ、と潰れるように笑う。
その瞬間、心臓が飛び出るかと思った。
「…パチ、と…できた。みかちゃん人形」
「おお！ …へへ、何か可愛いなぁ、おれより」
「みかちゃん、モデルさんが可愛くなきゃ、作れないでしょ、可愛いのは」
「…またまた、恥ずかしいこと連発せんといて…？
でも…人形の頭から、糸出てるけど…」
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いず - ☆メロディ☆＠焼き氷。さん» そうです！文章力なくてすいません…書いていただけたら嬉しいです！！ お願いします！ (2017年8月17日 22時) (
レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - いずさん» ２度目のリクエスト、大変嬉しく思います！承りますが、翠(泉)というのは、翠と泉どっちも、ということでしょうか？ (2017年8月15日 22時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
いず - 再びリク失礼します！！ほぼ同じなんですけど、泉のデレデレと翠（泉）の幼馴染からの告白…的なのお願いします！！ (2017年8月15日 21時) (レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - はい！なんでも良いですよ！！ 書いてくださるだけで嬉しいです！！ (2017年8月13日 11時) (レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - 卯月さん» 千秋ですね！中身はなんでもよろしいんでしょうか？ (2017年8月13日 0時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆メロディ☆
作成日時：2016年12月17日 12時
