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「あれはありがたかったからな。それ相応のお返しだと思う」
「？」
すると、零は倉庫の扉を閉めて、私に近づいた。
そっと温かい感触を感じる。零が私を抱きしめていたから。
そして、耳に近づいてくる。
「あのな」
「好きだ、付き合え」
一瞬頭が真っ白になった。
え？なんで？なんで私なんかが？アイドルとプロデューサーが、なんてご法度だって言ってたのは零でしょ？
嬉しさと恥ずかしさと気まずさで、私の頭は故障した。
「…おい、嬉しすぎて言葉も出ねぇのかよ？しょうがねぇから何でか教えてやるよ。
俺はな、長年寄り添って、コイツだって思う奴としか付き合わないことにしたんだよ。
お前はポンコツの癖して頭脳いいし、料理もそこそこだし、話もうまいし、割と動けるし、ってあんまり欠点ないように見えた。
でもな、わかった。
お前は恋に対してアホすぎる」
“恋に対してアホ”
自分でも気づいていなかったのかもしれない。
「人の前では「好きな人なんかいない」の一点張り。けど、お前が人の事好きになった時は見え見えだった。『あ、こいつが好きなのか』ってすぐわかった。」
確かにその通りだ。好きな人なんて作ってる暇ないって言ってた癖して、ずっと零のことが好きだったんだと思う。
実際、零にあった時、毎回どくどくと鼓動が早まってたし。
…それにしたって零は私の好きな人、自分だなんて気づいてないような顔してさ。
「……っ……そんなの、お返し何て、ホワイトチョコでよかったのに」
「ああ。確かに最初はお前の大好きなホワイトチョコにしてやろうと思った。
でもな、お前に何を渡すかモヤモヤ考えてるうちに、こーやって言うっていうプレゼントしか思い浮かばなくなったんだよ好きだし」
「！！…」
「で、嬉しいのはわかったけどよ、返事はなんだよ」
「………お断り！！」
「！？」
「“大好き”じゃないと許さない！」
「…へっ、んなこた言うんならこっちは愛してんだよ」
零は笑いながら額に唇を押し付けた。
ぴたりとくっついた唇が、小さくリップ音を放つ。
「愛してるから付き合え」
「……喜んで！！」
少し肌寒いこの季節。
尋常じゃないくらい冷たいはずの体育館倉庫は、夏みたいに暖かった。
あとこの暑い体温は
きっと君の所為。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
如何でしたでしょうか？
お気に召されたならば光栄です。
またのリクエストをお待ちしております。
7./白色ちょこれゐと*彼ver.Syuger様リク→←6./白色ちょこれゐと*Syuger様リク
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いず - ☆メロディ☆＠焼き氷。さん» そうです！文章力なくてすいません…書いていただけたら嬉しいです！！ お願いします！ (2017年8月17日 22時) (
レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - いずさん» ２度目のリクエスト、大変嬉しく思います！承りますが、翠(泉)というのは、翠と泉どっちも、ということでしょうか？ (2017年8月15日 22時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
いず - 再びリク失礼します！！ほぼ同じなんですけど、泉のデレデレと翠（泉）の幼馴染からの告白…的なのお願いします！！ (2017年8月15日 21時) (レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - はい！なんでも良いですよ！！ 書いてくださるだけで嬉しいです！！ (2017年8月13日 11時) (レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - 卯月さん» 千秋ですね！中身はなんでもよろしいんでしょうか？ (2017年8月13日 0時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆メロディ☆
作成日時：2016年12月17日 12時
