きらってる?いいえ、これも一種の愛情表現です。【黒バス】

愛情表現３、 ページ5

体を拭いていると次は頭に鋭い痛みが走った


「ごめ〜ん、ドリンクケースと間違えた〜」


そうすると静かに起きる笑い


あの赤司君でさえ笑っている


なんだこの屈辱は。


(まぁいいや。かまってちゃんなのね)


違うって?


そう考えないと私は泣いちゃうから


ここでへこたれたら女がすたる


意地を見せてやるんだから


どこかの小説みたいに「泣いていいんですよ」なんていってくれる紳士はいない


そしてそれに答えて泣く自分も居ない


なんて悲しいんだ自分


だから悲しさをホラーゲームで紛らわしてるんだよ


「ごめんね、ドリンクケースはあっちだよ。覚えてね」


私はそれだけ言うとドリンクケースを持ち、洗い場へと向かった


水道ね水道。






ｼﾞｬｰｯ


(あ、この人全部飲んでくれてる。この人は好みだったのかな……この人は全然飲んでないけど)


洗っていると色々と気付く


多分気遣って飲んでくれた人もいたんだろう


なんて優しい


(でも桃井さんが作ったのは絶対皆飲むんだろうなー)


桃井さんは情報収集係


私はドリンクやはちみつレモン係(つまり食べ物飲み物係)


(ていうか皆かわいそうだな、私なんかが作ったドリンク飲んで運動するなんて)


のどが潤ってないだろう。と後悔する


今度からはちみつをいれないでおこうかな


でもそれってアクエリアスと同じ味になるんだよね


良いかな、別に


明日から入れないでおこうかな






私の地獄はまだ続く

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