きらってる?いいえ、これも一種の愛情表現です。【黒バス】

愛情表現２、 ページ4

「遅い」


「す、すみません」


予想通り怒られた。


(やっぱり目の威圧感が凄い。怖い)


「もういい、ドリンクを作れ」


「……はい」


「返事が遅い。分かったか」


「はい」


他のマネ女子には「いつもありがとう」とか「助かるよ」とか言ってるのに私とかには文句ばっかりですからね。


(返事くらいどうってことないじゃないかケチンボめ)


「文句言ってる暇があったらさっさとやれ」


「はっはい!」


どうしよう心読まれた!?


なんてことはなくわざと口に出していた


だって本当の事だし。


「ふぅ」


ドリンクはいたって簡単



・はちみつ大さじ4〜5

・レモン果汁、または、リンゴ酢 大さじ2

・塩 小さじ1/2〜1

・水 1リットル

少量の水に、水以外の材料を入れてよくふり混ぜて溶かし、残りの水を入れて味を調節します。



かんたんな定番の作り方だね。


自分で作って飲んでるんだけど結構おいしいよ


はちみつとかいれなかったらアクエリアスみたいな味


まぁ足りなくなった時はアクエリを足してつなぐ時もあるんだけどね


ドリンクのやつって粉の奴あるけどあれっておいしくないんだよ


それに底の方に粉たまるし


だから私は夜に作って、朝まで冷やして学校に持っていっている


ちなみに和成が持ってくれるので私は持ったことがない


優しいんだか冷たいんだか


どっちかにしてほしいね本当


ﾋﾟｰｯ


(あ、休憩)


一軍の皆がぞろぞろとベンチの方へとやってくる


「ど、ドリンクです」


一人一人に配っていると後ろで「まじぃ」と声がした


「青峰君……ごめん」


「ごめんなさいだろーが、お前敬語も分かんねーのかよ」


そして次の瞬間感じた事は


(冷たい)


青峰くんにドリンクをかけられたのだ。私が


(そんなことしないで普通に捨てればいいのに)


持ってきていた汗ふきタオルで頭を拭く。


すると頭だけ冷たかったのが今度は胸、お腹、足、また頭と冷たくなった


「紫原君、緑間君、赤司君、黒子君、ドリンクケースにちゃんと入れておいてね」


この四人にかけられた。


懲りないな全く


「わかっている、お前が指示するな」


(マネージャーなんですけど)


「うんそうだね」


反抗すると怖いので相槌をうつ

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