きらってる?いいえ、これも一種の愛情表現です。【黒バス】

愛情表現１２、 ページ14

ｐｒｒｒｒｐｒｒｒ(ﾋﾟｯ


「はいもしもし」


透き通った赤司くんの声が聞こえる


前までは何とも思ってなかったのに、今は


”怖い”


「も、もしもし山田です」


「山田か!?」


少し私の声が遮られ、赤司くんの声が大きくなる


「はい、山田です」


私がそう言うと少し沈黙ができた


どうしたんだろうと思っていると


「どうして部活を休んだ」


と地に上るような低い声がした


「言ったじゃん、私火・木・日はいけないって」


「許可した覚えは無いが」


「監督とコーチと顧問の先生に許可はもらったわ」


「……」


「もう私にかかわらないで、私三軍のマネージャーになる」


「それはダメだ」


「監督に言うわ」


「俺が許可しない」


「赤司くんが許可しなくても監督や顧問の先生が許可してくれたら移れる」


「ダメだ」


「嫌、私に関わらないで」


「……んで」


「え?」


「なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!!!!」


「ﾋｨｯ!????」


「なんで俺の事を見てくれないんだ!なんで俺から離れようとするんだ!なんで他の奴の所へ行こうとするんだ!」


「あ、あかしく」


「もういい、無理やりにでも手に入れる。どんな手段を使っても」


「え……あか」


ﾌﾟｰｯﾌﾟｰｯ


うそ、でしょ


「玲央さっ!」


ぎゅうと音がするくらい玲央さんを抱きしめた


怖い


怖い


赤司くん達が


怖い






そして私は電話の出来事を玲央さん達に話した


玲央さん達は真剣な表情をして聞いてくれた


三人は初めて会ったのに、良い人だね(麻呂眉除く、笑ってたから)


でも私、怖いよ







私は電話で監督に三軍のマネになると伝えた


そして赤司君と会えないようにと電話の出来事を話して納得してもらった


コーチにも






私、何か悪いことしたかなぁ


思い出せないや

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