【おそ松さん】兄弟なんだし女の趣味位被るだろ｡【全松】

五男と彼女のきっかけ ページ25

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僕？うん､そう！松野十四松だよ！

え？Aちゃんとのきっかけ？きっかけって何､食べれるの？美味しいやつ？？

ああ､そういうことか､初めて会った時のこと話せば良いんだね！オッケー！！



うーんとね､Aちゃんと初めて会ったのは僕の家だった！
チョロ松兄さんが､Aちゃんを僕達の家に連れてきてくれて､それで友達になれたんだよ！良いでしょ！！

僕､よく兄さんから｢やばい｣とか｢頭おかしい｣とかよく言われるし､
友達とかあんまり出来るタイプじゃないってこと自分でもわかってるけど､
でもね､Aちゃんは言ってくれたんだ！




｢十四松といると楽しいね｣




その時僕ね､すっげーー嬉しかった！！
Aちゃんはね､僕がいると笑顔になれるんだって｡やったー！
しかもね､Aちゃんは最初はやらないって言ってた野球もやってくれたし､
家にはないゲームも持ってきてくれたし！

それに後からチョロ松兄さんに聞いたけど､部屋の片付けもしてくれたんだって！
いい子だよね！！




え？
僕が､Aちゃんのことどう思ってるか？


えっとね､すっげーーー好きだよ！！！

それにね､Aちゃんも言ってた！Aちゃんも僕のこと大好きなんだって！
これってアレだよね！両思いってやつだよね！！

でもAちゃんは､僕だけじゃなくて僕達六つ子全員が大好きなんだって｡

おそ松兄さんもAちゃんのことが好きだって前にチョロ松兄さんが言ってたから､僕言ったんだ｡
おそ松兄さん！僕達Aちゃんと両思いだよ！って！

でもね､喜ぶかなって思ってたんだけど､何故か兄さんは凄く悲しい顔になっちゃって



｢俺らの好きと､あいつとお前の好きとは違うからなあ｣



って小さい声で言ったんだ｡

どういうことなんだろう？全然分かんないや｡
それに､俺らってことはおそ松兄さん以外にも､
僕とAちゃんとは違う“好き”の人がいるってことだよね｡

わかんないなあ､ただ一緒にいて楽しいから好きってだけじゃ駄目なのかなあ｡
“好き”っていいことのはずなのに､何で兄さんはあんな悲しい顔したんだろう｡



今の僕にはまだ､兄さんの気持ちが理解できなかった｡



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