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~カマドクン~ ページ2

Aside

教室に戻ると竈門君が話しかけてきた

炭「A!今日も体育サボ……」

サボったのか!も言おうとしたのかと思うと
いきなり黙る竈門君

『どうしたの?』

炭「ねぇ。」

と一言言うと私の手を引いてズカズカと歩き始めた

何が起こっているのかさっぱり分からない

『いたい…痛いよ竈門君!』

炭「すまない。」

気付けば3階の誰も通らない廊下にいた

炭「A、保健室で何した?」

『何って1人で携帯してただけ…炭「嘘の匂いがするぞ?」…』

そうか、こいつは鼻が利く

『と、時透君と話してた』

炭「…ふぅん。じゃあこれは何?」

と言いそっと私の首筋を触る

冷えたその手が先程の出来事で紅潮していた身体を冷やすようだった

『え…』と言いポケットから鏡を取り出し見てみると
そこには赤く僕のものだと主張しているものがあった

時透君は…これを…

炭「時透君に付けられたの?」

『う、うん…そうみたい。』

炭「そっか…だけど」

というと荒々しく私の腕を引き、壁においやって手を着く竈門君

これは俗に言う《壁ドン》か?

炭「俺も好きな人がこんなことされてるって思ったら黙ってられないんだよね」

というと先程の時透君と同じように首筋に顔を埋めた

チュッと軽く吸われる
『竈門君…そこは…』

先程時透君が付けた場所ではないか

炭「上書きです…。」

と言いその近くにまたひとつ…とたくさんの印が付けられていく

いつものあの爽やかな竈門君はどこに行ってしまったのか

炭「また別の人とこんなことしてたら容赦ないから。」

と言うと顔を上げ、その直後に唇に柔らかい感触

キ、キスだ…

『な、なんで…私たち付き合ってないよね…?』

炭「さっき言ったじゃん。」

炭「俺は君が好きなの。」

とだけいうと行こう?と言って手を差し伸べる竈門君

私たちの関係は曖昧だ。

~トキトウクン~→←~トキトウクン~



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ねね - キャー!!ドキドキしたぁ〜〜!こんなこと実際にあったらどうなるだろうね(笑笑)取り合いの話大好き!! (2021年1月29日 17時) (レス) id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのん - なんか来たwみんなは誰推しですか? (2020年6月19日 22時) (レス) id: b936b56aac (このIDを非表示/違反報告)
たけのこ - ああもう好き尊い (2020年6月3日 13時) (レス) id: be0bb67785 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 家族にばれないようにこっそり見てるんだけど……顔がすごいことになっててバレかけた (2020年5月12日 12時) (レス) id: afaf0004a8 (このIDを非表示/違反報告)
炭治郎&無一郎尊い - 更新頑張って下さい!  良いですね、この小説好きです! (2020年5月6日 16時) (レス) id: a2e4c59efa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫月姫☆.* | 作成日時:2020年3月25日 15時

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