奴良リクオの同級生は審神者

31話 ページ38

〜雪女〜
雪「うっ……」
強い……
視界が奪われた今、どう考えてもこちらが不利。
？「そーれ！」
夜「……っ！？」
雪「！？」
真っ暗で見えないが、聞き覚えのない子供の声がした。

？「はずしちゃいましたか……」
一体誰？
？「だいじょうぶですか？すけだちしにきたいまのつるぎです！」
雪「今剣……？」
今「いまだけあなたのめになります！」
そう言い今剣は再び夜雀のもとへ行った。
自分も行こうとするが、ふらつく。
その時、ある人と背中が合わさりあった。

リ「つらら……？まだいたのかよ…逃げろ」
雪「逃げません、そんな足手まといみたいな言い方しないでください…若は……私が守るのです」
リ「いつまで言ってんだそんな事！」
雪「未来永劫守ります。盃を交わしたお方ですから」
向こうでは今剣が相手をしている。

リ「わかったよ…つらら、後ろはおめーに任せた！」
今「ぐっ……！」
今剣の目に羽が入った。
夜雀はこちらへ向かってくる。

雪「……はい、必ずや……この妖術をといてみせましょう。」
玉「フハハハハ！何が出来るというのか！いつの貴様らに！」
風が雪女の左目を露わにする。
玉「！？」

雪「我が身にまといし眷属氷結せよ！客人を冷たくもてなせ！」
玉「止まれ夜雀ええええ！！」
今「させません！」
今剣が夜雀の背中を蹴る。

雪「闇に白く輝け、凍てつく風に畏れおののけ！
呪いの吹雪 風声鶴

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