奴良リクオの同級生は審神者

22話 ページ28

鯰「良いんですか？サボって」
屋上から風が吹き、鯰尾のアホ毛が揺れる。

「良いんだよ、私は面倒事は時間差遡行軍の次の次に嫌いだ。」
蛍「二番目は？」
「政府」
蛍「ふーん、やっぱり」
Aの胴体にしがみ付きながら言う。

山「しかし、屋内運動場は大変な事になっているぞ」
屋内運動場から大きな音がする。

骨「終わった」
骨喰が静かに言う。

「もう帰って良いかな」
鯰「駄目ですよ、あと7限目が残ってます。」
「……現実逃避……」
その時、空から黒い羽が落ちてきた。

「……っ！？」
その途端、目の前が真っ暗になった。

山「主！？」
脚のバランスを崩し、倒れこむ。
その時、頭にある記憶が蘇る。









〈過去〉
「A、( )」
「はい？」
「なんでしょう父上。」
「こっちにおいで」
「「？？」」
「良い子だ、もう家の中に入ろう……。」
「何故ですか？」
「もうすぐ日が暮れる。夜雀が出る」
「よすずめ？」
「何ですか？それは」
「夜に現れ私達の目を奪ってしまう物だ」









「……夜雀……」

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