奴良リクオの同級生は審神者

12話 ページ13

一番街に来たものの、一体何処に鼠があるのかわからない。
いちおう髭切達は姿を見せないようにしておいた。

迷っていると後ろから声がした。

男「ねぇそこの女の子、良かったらうちに来ない？」
臭いがしたくさいくさい鼠の臭いが

「見つけた。」
その顔はまるで獲物を見つけた蛇のようだった。









髭「さあ、僕達を案内して。」
ビクリと跳ねる男。
右手から大量の血が流れ出ている。


男が何もない空間に触れるようとすると後ろから霧が出てきた。
「ふふ、ようやくお出でなさった。」
後ろを振り返るとまさしくそれは百鬼夜行だった。

髭切達が刀を構える。
「おやめなさい。此処は私達が出る幕じゃない…」
リ「ありがとよ。」
そう云うと通り過ぎていった。



髭「僕達来る意味なかったね。」
膝「そうだな兄者」
残念そうに云う

「でも珍しいものが見れて良かったでしょ。」
鯰「僕百鬼夜行なんて初めて見ました！」
獅「俺もだ」
二振りとも目が輝いている。


「ご褒美にみっちゃんにラーメン作って貰おう！」
そう云うと皆んなスキップで帰って行った。

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