7話 ページ7
着いてしまった…
私は子供向け教育番組にあるまじき顔で、ドアの前に立ち尽くしていた。
入りたくない。すっごくとってもものすごーく入りたくない。
｢あぁぁ…入りたくない…｣
｢…｣
｢うわ、表田さん。おはようございます｣
｢…おはよ。あとうわって何｣
｢突然現れて驚いたもので、つい。すみません｣
｢突然では無いと思うけど｣
｢気配もなく近づかれたもので｣
｢…そんなに生気ない？俺｣
｢…行きましょっか｣
｢おい、無視するなよ｣
表田さんが怖かったのでさっさと中に入る。おや、すんなりと入れた。ありがとうございます表田さん。
はは、忘れてないかな…朝起きたらあの場にいた人全員の約束した日の記憶だけ見事に吹っ飛んでたりしないかな…
｢おっAちゃ〜ん、おはよう｣
｢忘れてないかな…(おはようございます)｣
｢本音と建前逆じゃないか｣
｢おはようございます｣
｢なんか聞こえた気がするんだけど｣
｢きっと気の所為ですよ。おはようございます｣
｢おっはよ〜裏道くん｣
｢はは、朝からテンション高いですね｣
｢なんてったって今日はAちゃんの体操のお姉さんデビューの日だからねぇ｣
｢…っすね｣
｢声ちっさ｣
｢…急な腹痛が｣
｢さぁ早く着替えちゃって！｣
あぁ…さようなら、私の平穏な生活。
こんにちは、歳を考えないアクロバティックな生活。
続く (更新停止中)
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時雨 - 3話めっちゃ爆笑したＷＷ (2021年8月13日 12時) (
レス) id: 0be184ba32 (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - 始めの裏道さんとの会話で声だして笑いましたw (2021年8月10日 17時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)鬱(プロフ) - 始まりからめちゃ好きです (2021年8月10日 17時) (レス) id: f61c8edad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桃 | 作成日時：2021年8月9日 22時
