私は主人の命令に従うだけ…ですから、私を恨まないでくださいね【黒バス】【悪男主】

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黒子side

「天文学的確率になりそうですよね」

「え？」

「宇宙人と交信をするくらい、難しいと思います」


零宮くんは目隠しを取り出し、自らの目を隠した。忌々しそうに見えたのは気のせいだろうか？…結果だけ言えば、気のせいだったらしい。


「たまたま同じ世代に常軌を逸したバスケットボールの才能を持った人達が生まれて、たまたま髪の色と名字が…青峰さんと黒子さんは例外ですが同じで、たまたま東京で育って、たまたま今まで一人も出会ったりしないで帝光で初めて会って、たまたま全員バスケットボールをしていて、たまたま帝光中学校のバスケ部に入って、たまたま黄瀬さんは最初からはいなかったのにバスケットボールが転がってきた事によってバスケ部に入って、たまたま黒子さんと青峰さんが出会って、それをたまたま赤司さん達に見つかって、たまたまミスディレクションの本を見つけて、たまたまそれを実行して…まだまだ細かいところを考えればありますが言わないでおきます。すごい、“キセキ”だと思いませんか？軌跡と輝石とも掛けてるんでしょうか、面白い事を考えますね、マスコミも」

「あの…零宮くん。アナタは…






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────なんで、知ってるんですか？何者、なんですか？」

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