天使(仮)の人生は平穏無事とはいかない。【オリオンの刻印】

8、イナズマジャパン ページ9

イナズマジャパン監督の趙金雲がスタジアムの真ん中に立ち、「ポチッ」と声に出しながらあるボタンを押した。

すると、代表メンバーが映像と共にコールされ始めた。

FW 豪炎寺修也、灰崎凌兵、吉良ヒロト、剛陣鉄之助

MF 稲森明日人、鬼道有人、氷浦貴利名、一星充、基山タツヤ、不動明王、野坂悠馬

DF 風丸一郎太、万作雄一郎、吹雪士郎、坂野上昇、岩戸高志、西村A

GK 西蔭政也、砂木沼治、円堂守(キャプテン)

以上、19名。

明日人「やった、やったーっ！」

全ての発表が終わると、会場は再び熱気を帯び、明日人は両手を上げて喜んだ。

貴女「…‼」

私も選ばれた…？

どうしよう、すごく嬉しい！

…あ、けど…

その代わり、選ばれなかった者も大勢いる。

Aはそう考えると、素直に喜べないところもある。

剛陣「…あ、あいつらどこを見てんだろうな。俺が選ばれてお前らが選ばれないってのは…」

剛陣はバツが悪そうに言った。

道成「自分に足りないものがあるのはわかってる。…しかし、ここで落ちるのは悔しい…。」

貴女「…！」

道成「だがみんな！俺は諦めないぞ！代表は選手補充もあると聞いている！努力を怠らず狙っていく！」

道成のその意気込みに、Aたちは嬉しくなった。

剛陣「道成…」

明日人「キャプテン…」

貴女「はい！」

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