An excuse to love you . (ページ8)

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■ いろんな愛があるんだページ8

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「ねぇ、オーナー

北斗って奴に会わせてよ」

俺は仕事が一段落してオーナーに北斗と会いたいと伝えた。

「あら、樹。北斗ならまだ奥にいると思うけど...」

3時間くらい出て来てないわよ、と続けた。

普通、1セット90分という時間だが、かなり長引いているようだ。

VIPルームだから、かなりの金持ちが来る。

ここでは普通なのか、

...ちょっとだけ覗いてみよう

俺の悪心が脳を掠め、オーナーに空返事をしながら奥へと進む。

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「......った！、ちょ...おにいさっ...」

VIPルームの扉の奥からは
明らかに痛がっている声と、男の荒い息が溢れてくる。

扉に付いている小さな出窓からバレないように部屋の中を見ると、薄暗く妖艶な雰囲気の中、

目元まで髪で覆われている細い身体の男が、
ガタイのいい男に組み敷かれ、首を絞められて居た。

あっ、と声をあげそうになる。
俺はこの部屋に入ることは出来ない。
そういうルールだ。

客から金を貰っている以上、
本人でもない限り客の行為を止めることは一切出来ない。

だが、俺はその場から離れられないでいた。
どうする事も出来ずに、そいつと彼の時間が終わるのをただひたすらと待っていた。

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