□ 愛情表現 故の 行為 だから ページ7
.
.
客は俺の顔を知らない。
知っているのは俺と今まで行為を行ってきた相手だけ。
その日初めて、俺という存在を確かにする。
客は俺を端正な顔立ち、だという。
自分ではよくわからない。酷く醜い身体であるのは確か。
.
ほら、今日も俺はただ1人店の奥で男も女も喰い、喰われる。
.
俺との絶対禁止ルール。
.
俺の情報は他人にはばらさない事。
俺の身体にキスマークは付けないこと。
.
俺は、みーんなのものだからさ。
平等に、愛してあげなきゃ。
.
俺が、みーんな愛してあげるの。
.
それが " 愛情表現 " ってやつでしょ？
.
.
「 っはは、おにいさん、 … っ、けっこお、乱暴だねえ、… っ、 」
客の中には暴力を振るう奴も多い。
それで満たされるなら。幾らでも俺は受けるけどね。
… それが相手にとっての、愛情表現でしょ？
.
今日は特に酷いなあ。
.
ぼんやりと呑気にそんな事を考えつつ、
淫.らに自ら腰を振る。
嗚呼、その顔だよおにいさん。
そのとろとろに蕩けたおにいさんのお顔が大好きなんだ。
おにいさんで俺のお腹いっぱいにして？
.
ただ今日も、1人部屋の奥で。
客相手に俺は声も、身体も、心も。
満たされていくのだ。
..
奥の部屋、、つまり北斗くんはNo.1なのでVIPルーム的な感じだと思って頂ければ幸いです、、！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 437人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
