□ 例えそれが偽りだとしても、 ページ4
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「 北斗?今日はご指名沢山頂いてるわ。 」
″ どちらがいいかしら? ″
なんて問われるも、彼女の瞳を見れば、
全て受けるに決まってるよね?という表情を浮かべていた。
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俺はオーナーである彼女に愛を教えて貰った。
「 いい? … 愛は全てキスから始まり、キスで終わるのよ 」
それが、俺へ掛けた言葉だった。
するすると彼女の白く細い指先が俺の身体を支配する。
これが、愛なのだと。
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「 …… もちろん、その女性2人も男性1人も相手しますよ。 」
客はみな、愛されたいのだ。
きっと、俺と同じ理由なのだ。
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俺は所謂、両性愛者ってやつ。
男性でも女性でも、恋愛対象としてみれる。
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きっと、俺を指名する客は少なからず快感を求めているのだろう。
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「 んー、お姉さん、取り敢えずキスしよう?、 」
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「 っはは、余裕なさそう … っ、 」
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「 ぁっ、んん 、おにいさん、そこ、 … っすき、 」
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此処では俺が愛してあげる。
此処では、俺の事いちばんにして?
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俺だけ見ててよ、みーんな。
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愛してるからさ。
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