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■ 愛の飢え ページ3
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姉が俺の前から姿を消してから、
俺は狂ったように、あの日姉から教えてもらった “ 快感 ” を求め街を歩き回った。
クラスの女は殆ど食って
隣のクラスの先生も、食ってやった。
食って食って、食い尽くした。
そんな中、俺は見つけたのだ。
《 快感を味わえるお仕事です 》
街の隅に貼りだされた小さなポスターを。
“ 快感 ” が手に入るのなら、何でも良かった。
俺には、“ 快感 ” が必要なのだから。
・
足を踏み入れた店は、
俺と同じくらいの年齢の男が裸で写っているポスターがずらりと並んでいて、
店の奥には 綺麗な女がいた。
「キミ、ここで働きたいの？」
椅子に座る女は足を組み直してから俺に尋ね、
それに頷くと ふっと笑った。
「じゃあ、着いてきなさい」
俺は、人生2度目の 女に食われた。
姉とはまた違う、快感を味わう。
「こうやって、愛に飢えてる客に
快感を与えなさい。」
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