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memory#61 ページ1
妙子さんの家で晩御飯を御馳走して貰った後、俺は自分の家に帰った。
｢気を付けて帰ってね。｣
｢はい、晩御飯を作っていただき、ありがとうございました。｣
佐倉は、今日一日妙子さんの家に泊まるから、俺と玄関でバイバイをした。
─────────
暗い夜道、妙子さんの“どうか、Aちゃんの側にいてあげて……”という言葉が頭から離れなかった。
『妙子叔母さん、お風呂上がったよー』
その後、佐倉がお風呂から上がってきた時には妙子さんは普通に接していたが、心の中では彼女のことをかなり気にしているのだろう。
そりゃあ、親戚の子供の家の環境が複雑だったら気にするか……と、最初は軽々しく思っていたが、後から佐倉から聞いた話だが、妙子さんの旦那さんは5年前に事故で亡くなったらしくて。
最愛の息子は数年前に独り立ちをし、現在の状態に至るという。
この話を聞いた瞬間、俺は軽々しく思っていたことを少し反省をした。
そして、どうやったら佐倉を悲しませないかについても考えていた……
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：もえ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u./hp/mokomokohi4/
作成日時：2019年2月15日 17時
