永遠の愛3【短編集】

眼鏡、どうしたんですか?:坂口安吾 ページ25

職場に行くと、いつも眼鏡を掛けている上司が眼鏡を掛けていないことに気付いた。

直接、聞くのも失礼かと思ったので同僚の深月ちゃんに"理由"を聞いてみた。

辻村｢坂口先輩が、今日眼鏡を掛けていない理由ですか？｣

A｢そう。｣

辻村｢なんだかこの前、綾辻先生と人形の展覧会に行った時に、転けてそのままバリーンと……。｣

あれ？坂口先輩って、いつからドジっ子キャラになったの？

A｢理由は取り合えず分かった、有難うね。｣

辻村｢いえいえ〜！｣

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坂口先輩の今日の一日:涼風A

・坂口先輩は、仕事中眼鏡がないので途轍もない顔をしながら、パソコンと睨み合っていた。
結果、何にも出来ず………

・女子トイレで、悲鳴があったので気になっていって見ると坂口先輩が何かやらかしたらしい。誰か、察してあげて下さい。

坂口先輩の行動を見ていられなくなった私は、遂に動き出した。

A｢坂口先輩、眼鏡を割ってしまったのでしょう?私が、手伝いますよ。｣

安吾｢誰からそんな情報、聞いたのです?さてや辻村君か綾辻先生ですね。｣

辻村/綾辻｢くしゅんっ｣

A｢まぁ、そんな感じです。｣

安吾｢あのお二人はもう………それでは、この書類の印鑑、僕の代わりにお願いできますか？｣

A｢はい！｣

私は、書類を受け取って印鑑を押すのを始めた。

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