22:抗議と馬鹿馬鹿しい ページ23
「小坂、どうしたんだ?何か悩みでもあるのか?」
『違います、先生に抗議をしにきました。』
「抗議?馬鹿馬鹿しい事は止めろ。」
国木田先生は、そういって素っ気なくデスクに戻って、キーボードを又打ち始める。
『私、本気でバンドマンになりたいんです。』
私の言葉に、国木田先生はキーボードを打つ手を止めた。
効果あり………?
『私は同じクラスの太宰と、隣のクラスの中原とそして下学年の芥川と中島とバンドを組んでいます。』
国木田先生に分かって貰えるように、強く、ハッキリとした口調で言った。
「そんなの、唯たの遊びダでやっているんだろう?」
『違います。』
「小坂、そんな簡単に進路を決めるな。もっと、保護者の方と考えてから______」
『じゃあ、私の目指している夢は、諦めろということですか?』
「それは違…………」
『国木田先生が担任じゃ無きゃ良かった………もう、良いです!』
「小坂っ!!」
目頭が熱い。
こんな姿、他の四人に見られたくない。
私は、涙が零れていく目を軽く擦った。
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もえ(プロフ) - DAHLIAさん» いつも有難う御座います!今回はバンドパロに挑戦しました(*´ω`*)最後まで見て下さると嬉しいです!!応援有難う御座いますm(__)m (2018年7月25日 18時) (レス) id: d821d2b418 (このIDを非表示/違反報告)
DAHLIA(プロフ) - 今日は、コメント失礼します。凄くワクワクするお話ですね!何時も楽しく読ませて頂いて居ます。此からも頑張ってください!応援しています! (2018年7月25日 18時) (レス) id: 9f5d116a8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もえ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokomokohi4/
作成日時:2018年7月21日 22時