偽りの恋人がどうやらマフィアに居るらしい【中原中也】

【番外編】その後の二人 ページ35

その後のAと中也は自然的に同棲生活へと変わっていった。

その事については妹の里穂も了承為ているらしい。

A｢此処が中也の家？｣

中也｢アパートだけどな。少し、狭いが文句言うなよ｣

中也はAの頭をくしゃっと撫でてから鍵を開ける。

中也｢はい、開けたから入れよ｣

A｢お邪魔しまーす……?｣

中也｢何で疑問系なんだよ｣

A｢だって何て云ったら分からないし……｣

二人は取り合えず意味の無い会話をしてリビングに進んだ。



今まで一人だと広く感じたリビングが、今は狭く感じる。

中也｢(やば……Aの匂いが……)｣

……其処の幹部殿は変な事ばかり考えてました。

鈍感で冷静沈着なAちゃんは、中也の謎の行動に頭がクエスチョンマーク。

A｢此処にコート掛けといて良い……うぉっ！中也?!｣

急にAにバックハグをした中也。

中也｢A……良い匂いがする｣

A｢へ？｣

流石に壊れたのでしょうか、訳の分からないこと言ってます。

因みに彼本人は無自覚です。

A｢いきなりどうしたの？｣

Aは彼の豹変振りに心配そうな声を漏らす。


その後、中也はAから離れなかったのだとか。

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