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立原が風呂で小泉Aに沈められた。
その報告を聞いた福地は噴き出したらしい。
「すみません帰っていいですか？」
『何のために社長がアンタ一人を旅館に行かせたと思ったんだい』
「怪我の療養」
『そうだよ、アンタこの前に大怪我負って暫く意識不明だったじゃあ無いか』
「でも与謝野先生の異能で治りましたよ」
『でもじゃない、しっかり疲れ取ってきな』
「…はい」
『温泉まんじゅうは粒あんがいいって乱歩さんが』
数日前、Aはある異能者の鎮圧の際に大怪我を負った。
目を覚ましたとき、ナオミに泣きながらナースコールを連打された。
日頃無理はしているが、今回は探偵社でちょっとした問題になり、
社長である福沢から温泉旅館に泊まり疲れを癒してこいと云われたのだ。
社員全員で探偵社を叩き出され、温泉にぶち込まれた。
そして、そこで猟犬部隊と遭遇した。
多分自分は呪われているのだろう。
「なるべく関わらずに寝て、朝早くに帰ろう」
一人部屋で一人呟き、息を吐いた。
その瞬間だった、部屋の襖がパァン！！と音を立てて開いた。
「魔女の娘！居るか！」
そこには、浴衣姿の幼女がいた。
Aは今さっき切った携帯をポトリと床に落とす。
「部屋の鍵は…？」
「立原にかかれば数秒で開くぞ」
「出て行ってくれませんか…」
「儂らは猟犬じゃから関係なしじゃ」
「職権乱用だ」
「暇じゃから枕投げするのじゃ、こい」
「え、嫌」
Aは拒否した。
だが��子は関係なしとでも云うように彼女を引きずり、二つとなりの部屋に入った。
そこでは、枕が洒落にならない速度で飛び交っていた。
「おお！魔女の娘もやるか！」
「隊長！連れてきましたー！」
「お前の枕はこれだ」
鐵腸から枕を渡される。
チラリと視線を上げれば、条野は硫黄の匂いで酔って外に顔を出して涼んでいて、
立原はAの姿を確認すると鐵腸の後ろに隠れた。
その間も枕は弾丸並みの速度で飛んでいる。
「気絶した者が風呂上がりの牛乳代の支払いな」
「え、ちょっ、待って私身体強化してな…」
その後、Aは飛び交う枕を受け止めることもできず、
持ち前の反射神経で逃げ回り、命からがら自室に戻ると、直ぐに帰った。
帰りに一応お祓いに行ったとか。
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もこすけ(プロフ) - anonimas594さん» 恥ずかしさが上回り、凶暴化する小泉なのでした。ご質問ありがとうございました。 (2019年12月22日 19時) (
レス) id: 4a59fda111 (このIDを非表示/違反報告)
anonimas594(プロフ) - なるほど可愛らしいところもあるけどそれ故に凶暴なんですね!返答ありがとうございました。 (2019年12月22日 18時) (レス) id: ae39e9e256 (このIDを非表示/違反報告)
もこすけ(プロフ) - anonimas594さん» コメントありがとうございます。はい、ききます。ですが本人も理解しているので近づかれた瞬間相手は宙を舞うでしょう。あと場合によっては殴られるので誰も小泉にやろうとしません。 (2019年12月22日 15時) (レス) id: 4a59fda111 (このIDを非表示/違反報告)
anonimas594(プロフ) - コメント失礼します！ものすごく気になったことなので質問します。小泉ちゃんって脇腹ききますか？！ (2019年12月22日 13時) (レス) id: ae39e9e256 (このIDを非表示/違反報告)
もこすけ(プロフ) - 姫歌さん» ありがとうございます。私もとても楽しかったです。またコラボしましょう。ありがとうございました！ (2019年8月17日 20時) (レス) id: 4a59fda111 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこすけ
| 作成日時：2019年6月16日 20時
