検索窓
今日:9 hit、昨日:11 hit、合計:735,024 hit

26話 ページ28

「……………凄い」



休憩が終わり、練習を見ていた藍澤がポツリと呟いた。

視線の先にいるのは虹村。

たった今ドリブルで三人を抜いたところだ。







「凄いよねっ!虹村さん!」





「凄いです……」



珍しく瞳を少し見開いて虹村を見つめる。





「だって帝光バスケ部のナンバーワンなんだから」




「ナンバーワン…………」




確かに虹村の速さはあの人数の中でもズバ抜けている。






「でもあの人も結構速い……」






「ん?どの人?」




藍澤は青い髪に褐色の肌の少年を指差した。

その瞬間、桃井の顔がひきつる。




「桃井さん?」




「あれね……私の幼馴染みの大ちゃ…………青峰くん」




「へぇ幼馴染みなんですか」



青峰という少年は虹村程ではないが、かなり上手い。




「幼馴染みということは一年ですよね?ここって結構強豪なのに

一年で一軍ですか……」




「う〜〜ん……まぁバスケ馬鹿だしね……でも他にも一年で一軍の人いるよ?」




「他にもですか……?」




「うん、ほらあそこにいる眼鏡かけた人はミドリン。

あの背が高い人はムッくん。

あと、藍ちゃんをマネージャーにした赤司くん」






「赤司さんはわかりました……ミドリンさんとムッくんさんの本名は?」





「あぁごめんごめん。ミドリンが緑間 真太郎くん。

ムッくんが紫原 敦くん」





「わかりました。青峰さんに緑間さんに紫原さんと………赤司さんですね?」





「うん。そうそう」




桃井がウンウンと頷く。







『まぁ名前を覚えた所で仲良くなんてできそうにないですけどね』


青峰達の練習を見ながら藍澤は小さくため息をついた。

27話→←25話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (340 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
635人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ありんこ(プロフ) - めっちゃおもしろいです!!緑間と仲いいですね!!笑笑更新頑張ってください! (2015年5月31日 17時) (レス) id: 4d2c2a19e6 (このIDを非表示/違反報告)
ミドリン - 藍澤ちゃんのちょっとひねくれた性格が良い!!スッゴく楽しみにしてます!!これからも頑張ってください! (2015年5月30日 20時) (レス) id: 8c21d6e656 (このIDを非表示/違反報告)
もこすけ(プロフ) - 直しました。ありがとうございました! (2015年5月24日 15時) (レス) id: 0a25db78c6 (このIDを非表示/違反報告)
橙乃かりん(プロフ) - もこすけさん» 才色兼備は美しさという意味も含んでいるので容姿端麗では重複してしまうかと・・・・上からみたいですみません。 (2015年5月24日 13時) (レス) id: c45918c086 (このIDを非表示/違反報告)
もこすけ(プロフ) - 眉目秀麗を容姿端麗に直しました!ご指摘ありがとうございます! (2015年5月22日 19時) (レス) id: 0a25db78c6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もこすけ | 作成日時:2015年4月6日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。