【黒バス】藍色少女の噂話

22話 ページ24

授業中、できるだけ緑間の方を見ないようにし続ける事数時間。

昼食の時間になり、教室が賑わいを見せる。

緑間はいつの間にか隣にはいなかった。

藍澤は母が作った弁当を持ち、ある場所に向かう。

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向かった先は体育館裏の焼却炉。

誰もいない事を確認する。

その燃やされた廃棄物の山に近づき、弁当の袋をあけた。

弁当の中身を全て廃棄物の山に捨てる。箸を使って米粒も全て。



「捨ててしまえばゴミ同然ですよ」


藍澤は弁当を袋にしまい、教室に戻る途中、自動販売機でオレンジジュースを買う。









教室でオレンジジュースを飲みながら窓の外を見つめる。


『噂を流せないって結構苦痛ですね』


そんなことを考えながら、昼休みを終えた。

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授業が始まる。藍澤は退屈な昼休みよりは授業は好きだ。

しかし、隣に緑間がいて集中しづらい。自然と目線が窓の外に向かう。


「じゃあこの前の小テスト返すぞー」


先生が言うと生徒達の間からは「えー」と声が聞こえる。

テストを返されると喜ぶ者と悔しがる者とたくさんいた。



「今回の小テスト、平均は76点だ。ちょっと低いぞ」


藍澤もテストを返される。

点数は三桁満点。そのテストにため息をつく。



『また満点……つまらない』



藍澤はそのテストを机に入れるとまた窓の外を見つめる。

空は雲一つなく、太陽が輝いていた。

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