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依頼中に遭遇したのはまさかまさかの猟犬部隊。
Aは整った顔を盛大に歪ませ、太宰はあははと呑気に笑う。
「これは困ったね、二人とも捕まってしまうよ」
「なんで笑ってられるんですか貴方。
私達下手したらムルソー送りや処刑台送りですよ」
「現在進行形で本編でムルソー収容の私に云うかい？」
「次は処刑台ですね」
「あれ、もしかしてヒール履いた君が足震わせていたの笑ったことまだ根に持ってる？」
「日頃の行動もあります、朝から女性に爆弾送られるのなんて貴方くらいです。
毎朝毎朝貴方宛の贈り物に怯えながらポストを開く私の身にもなってください。
貴方に女性が寄っていく光景、まるで光に集まる蛾のようで」
「ねぇ今日の機嫌ジャックナイフ並みじゃない？
いつもより暴言の内容が凄まじい気がする」
「心当たりないのかこの女たらし」
ヒールの先端で太宰の足を踏んで睨みつけると、太宰は心当たりがあるのか目をそらした。
その光景に福地はふむ、と唸った。
「…この二人は恋仲だったのか？」
「は！？違う！！」
福地の言葉にAが鬼気迫る表情で否定する。
太宰が顔をわざとらしく赤らめ「いやんそんな」と気持ち悪く云った。
「隊長、確かこの二人は同居してます。部屋番号が同じです」
「二十二歳と…あっちはいくつだ？」
「ターゲットの歳ぐらい覚えておいてください鐵腸さん。
…確か、十八歳だった気がします」
「「「「…十八？」」」」
猟犬全員がじっとAを見つめた。
赤いヒール(与謝野から借りた)を履いて、イヤリングとネックレス(ナオミから借りた)をつけ、
人の目を惹きつける美しさに更に化粧(春野にやってもらった)をし、
何処から見ても大人の雰囲気を纏う女の姿を。
「…？」
鐵腸が何処からか資料を取り出してAと見比べ首を傾げた。
猟犬達はヒソヒソと何かを話し始める。
「君、そろそろ注意書き入れておいた方がいいかもね。
※こう見えて実は十八歳の元女子高生ですって」
「ちょっとなに云ってるか判らないです」
「控えめに云ってこんな気の強そうな女子高生居な」
「夜の街で黒い制服着て貴方の隣歩いてあげましょうか？
あの時死ぬほど職質受けてましたよね？あの悪夢をもう一度やります？」
「ごめんなさいあれはもう嫌です」
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もこすけ(プロフ) - 白織さん» コメントありがとうございます。あの二人は小泉も混ざるとかなりカオスになります。もう少し続くのでお楽しみに。 (2019年1月6日 18時) (
レス) id: 4a59fda111 (このIDを非表示/違反報告)
白織 - リクエストありがとうございます！最初からカオスで笑いました。これからどうなるのか楽しみです！ (2019年1月6日 17時) (レス) id: a1083074eb (このIDを非表示/違反報告)
もこすけ(プロフ) - 雪豹さん» コメントありがとうございます。中也さん、混乱して語彙力低下してますね。笑っていただけて良かったです。 (2019年1月6日 17時) (レス) id: 4a59fda111 (このIDを非表示/違反報告)
雪豹(プロフ) - 中也の「…ごめんちょっと訳判らねぇや」で、吹いた(ノ∀≦。)ノ (2019年1月6日 17時) (レス) id: 5c79542a8a (このIDを非表示/違反報告)
もこすけ(プロフ) - 玲衣さん» コメントありがとうございます。制服で夜の街を歩いたせいで太宰さんが死ぬほど職質を受けた事件です。危ない絵面に見えたのでしょう…。 (2019年1月4日 20時) (レス) id: 4a59fda111 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もこすけ
| 作成日時：2018年12月9日 11時
