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キーンコーンカーンコーン
六時間目終了を知らせる音とともに俺は机に突っ伏した。
「はぁぁぁぁぁ…鬱だ…死にたい…」
「そんなにテストできなっかったんスか?」
俺の友達、鉄虎くんが苦笑交じりに話しかけてくる。
「数学とか…はあ…鬱だああああああ…」
激しく落ち込んでいるとおろおろし始める彼は、小動物ぽくて、かわいい。
「前向きに行こうっス!」
そして、鉄虎くんと俺は一緒に帰るという流れになった。
彼の気遣いはとてもうれしくて、俺も次第に気が軽くなった。
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帰り道、俺のスマホがポケットの中で振動した。
---通知---
あなたは、だれをしんじる?
そして、だれをうらぎる?
あなたをおそうのはあなたのみのまわりにいる
Protect you oneself
はあ、迷惑メールだろうか。無視しようとしたその時、
鉄虎くんが手に持っていたスマホも通知音とともに震えた。
同じ通知だ。誰かが、俺たちに一括送信メールを送っているのか。
なぜか、嫌な予感がした。
っ
視界がぐるっと一回転し、意識が途切れた。
鉄虎くんが俺を心配する顔が見えた気がした。
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ゆな - 初めまして。この小説は結構面白くて好きです。応援してます!頑張ってください! (2019年3月4日 1時) (レス) id: aee58232ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:myumyumojikaki | 作成日時:2019年2月27日 20時