検索窓
今日:5 hit、昨日:25 hit、合計:259,794 hit

Episode20 ページ22

探偵と名乗ったコナン。去ろうとした時、風見が呟いた。
「君の知っている“安室“という男は……」

___人殺しだ

そう聞いて、コナンは驚いた。“人殺し”をするのだろうか。
「去年、拘置所で取り調べ相手を“ジサツ”に追い込んだ……」
“ある事件”を思い出しながら、風見はコナンに話した。
「ジサツって……」
「…悪い。子どもに言うことじゃなかった。しかし、何故か……君にはこんな話をしてしまう……」

______変わった子だ


風見刑事が退室した後も、捜査会議は進んでいた。そんな中、千葉刑事が勢いよく扉を開けて入ってきた。

「……失礼します!!」





(…安室さん?)

雨に濡れる安室透を見掛け、私は傘の中に安室透を入れてあげた。
「「………!!」」
振り返った安室透と目が合う。雨に濡れていた髪から雫が垂れていた。
「そう言えば……」
顎に手を当てて、あることを思い出しているようだった。
(………??)
思い出したのか、安室透は考えるのを止める。“雨”が降っていることから、何となく察した。
「初めて君と出会った日も……こんな日でしたね」

「そ、そうですね…!」

取り合えず相づちをうつ。その後、話すことなく黙ってしまった…

(………!!)

ずっと視線が感じられ、雨宮Aは目を反らしていた。チラリと横目で、少しだけ見てみる____


_______!!


目が合ってしまい、照れて頬が赤く染まる。
「__________...」
何も言わずに安室透は私の髪に触れてきた。

それは、何処か儚く感じられた_____

「…………!!」
引き寄せられた雨宮Aはパニック常態で、頭が真っ白になりそうだった。

「あっあの……!」

振り切って、私は話し掛ける。目線を合わせるのが限界で顔を伏せた。どういうことなのかと聞いてみると…

「…ご褒美だよ」

と、降谷零は言う。“ご褒美”と言われ、私の頭に“?”がついた。
「それって、どういう_______」
顔を上げた瞬間を狙ったのか、身体が引き寄せられた。

________!!

思いのあまり、目を瞑った。口に何かが触れる感触があった。
「…、っん……んぅ、!」
恐る恐る目を開けてみると、目が合ってしまった____

(ひぇええ……っ!)

心の準備が出来ていなく、私は焦った。一旦距離を置くが…

「………!?」

背中に腕が回っていて、あまり距離が取れなかった。
(ま……待って!心の準備、させて!)
腕が回っているため、この状況から逃げられない。もう、パニックで何が起きているのか分からなかった。
「………!?」
抱き抱えられ、私の頭は何が何だか真っ白だった。

Episode21→←Episode19



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (73 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
281人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , ゼロの執行人 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:零月 | 作成日時:2018年4月16日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。