【歌い手】とある小さな物語【短編集】

私を笑わせて下さい 【un:c】 ページ27

Aside

私の表情筋？はいつも死.んでるって言われるくらい

ずっーと無表情だから元彼たちには嫌われてた

今の彼氏un:cさんは違う

そう、心のどこかで感じてるみたい

u「Aちゃん、笑えないの？」

貴「えっ、ど、どうしてその事を？」

u「Aちゃんの親友さんが教えてくれた」

あの子か……知られちゃったか

あーあ、また同じく捨てられるのかな？

u「笑えないなら無理しないで？

でもひきつってもいいから笑ってほしいな？」

貴「善処します……。」

u「僕の力でAちゃんが心の底から楽しいって思えるような毎日にするよ？」

どう？ なんて聞いてくるun:cさん

でも、私には一つしか選択肢しかない

貴「じゃあよろしくお願いします」ﾆｺｯ

不器用なりに微笑んで見たけどどうかな？

u「////かわいい！絶対僕の前以外で見せないでね？」

貴「え？笑えてました？ひきつってたようにしか思わなかったんですけど」

笑えて…た…？らしい。un:cさんによればだけど

u「それじゃあ僕は頑張ってAちゃんの笑う源になるか！」

そう言ってくれる君は優しい

嫌われなくてよかった

捨てられなくてよかった

私はずっとずっと君…ううん

un:cさんのことが好きなんだろう

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